3月26日、静岡県の富士スピードウェイで2023スーパーGT富士公式テスト2日目午後のセッション4が行われ、GT500クラスは午前中のセッションに続いて14号車ENEOS X PRIME GR Supra、GT300クラスは午前のセッションで2番手タイムを出していた52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTがトップタイムを記録した。
セッション開始時点での気温は12度、路面温度は13度。路面状況は午前中から引き続きフルウエットの状況となっている。セッション序盤、GT500クラスはコースインを見送る車両が多いなか、まずダンロップを履く64号車Modulo NSX-GTを先頭に、ENEOS X PRIME GR Supra、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraといったブリヂストンタイヤ勢が徐々にコースインしていく。GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORTを除く全車両がコースインを見送っている状況だ。
最終的にGT500はENEOS X PRIME GR Supraが1分39秒293というトップタイムでテストを締めくくり、2番手に37号車Deloitte TOM’S GR Supra、3番手に39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra、4番手に36号車au TOM’S GR Supraが続き、ブリヂストンを履くGRスープラがトップ4を独占した。
そしてGT300クラスは、こちらもブリヂストンを装着する52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTが1分48秒404でクラストップに。2番手にはダンロップを履くSUBARU BRZ R&D SPORT、3番手にはヨコハマを履くUPGARAGE NSX GT3が続き、各タイヤメーカーがトップ3を分かつ結果となった。なお、GT300はこのセッション4で20台のマシンが未出走となり、悪天候の影響で早々に撤収作業を行うチームもあった。