戸塚慶文原作によるTVアニメ「アンデッドアンラック」のステージイベントが、東京・東京ビッグサイトで開催中の「AnimeJapan 2023」内で去る3月25日に実施された。
【大きな画像をもっと見る】10月に放送スタートする「アンデッドアンラック」は、不死の男・アンディと、触れた者に不運を呼んでしまう少女・出雲風子(いずもふうこ)が、数々の敵や世界の謎と対峙していく物語。イベントにはアンディ役の中村悠一、風子役の佳原萌枝、MCとしてはりけ~んず・前田登が登壇した。まずは戸塚が「すげえ、最高です」と絶賛していたという、ティザーPVを公開。佳原が風子の声でアニメの世界観を読み上げていく。
死なせてもらうために風子に同行するアンディ。切り落とした指を血の圧で飛ばし弾丸にするなど、不死の体を活かした戦い方が多い彼について中村は、初めて知る人を気遣いながら、「ひえってならないように表現していきますので、よろしくお願いします」と語りかけた。一方、不運(アンラック)の能力者・風子は10年前に大切な両親を亡くしたトラウマを抱えるキャラクター。佳原はそんな彼女について「アンディと出会ってどうなっていくのか、その変化も面白いところの一つです」とアピールした。
作中の用語である、この世の理に縛られない異能の力を持つ“否定者”にちなみ、「なんの否定者になって、どんなことを否定したいですか」という質問が飛び出す。中村は「税金ですかね」と即答し、会場の笑いを誘った。佳原は、臆病者ゆえにいろんなことから逃げたくなってしまうことから「不逃避」と回答。中村に挨拶をしようと話しかけるときも、相当緊張していたことを明かす。続く「不死という否定能力を手に入れたら、声優以外に何を極めたいですか?」という質問について、佳原は不死という能力から「極めるとは違うかもしれないけど、バンジージャンプやスカイダイビングに挑戦したい」と答える。中村は、全盛期の肉体を保持したまま、永遠の命を生きているアンディのことを説明しつつ、年齢はそのままで経験値が蓄積されるという理由から「声優をやりたい」と返答。ずるいと反応する佳原に対し、中村が「あとから答えたほうがいいことが言えるから楽」と諭す、微笑ましい場面も見られた。
さらにイベントでは「アンデッドアンラック」ティザービジュアル第2弾を公開。海外配信が決定したことなども発表された。最後に戸塚からファンに向けたメッセージが届けられ、イベントは幕を閉じた。
■ TVアニメ「アンデッドアンラック」
2023年10月放送開始
□ スタッフ
原作:戸塚慶文「アンデッドアンラック」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:八瀬祐樹
キャラクターデザイン:守岡英行
音楽:末廣健一郎
アニメーション制作:david production
企画プロデュース:UNLIMITED PRODUCE by TMS
□ キャスト
アンディ:中村悠一
出雲風子:佳原萌枝
シェン:花江夏樹
ボイド:乃村健次
(c)戸塚慶文/集英社・アンデッドアンラック製作委員会