Text by CINRA編集部
『金曜ロードショーとジブリ展』が6月29日から東京・寺田倉庫B&C HALL/E HALL、10月7日から富山県美術館で開催される。
1985年に始まった『金曜ロードショー』では、1986年に『風の谷のナウシカ』を初放映して以来200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放映。同展では、放送された時代ごとの記憶と記録を通じて映画の魅力に迫るほか、昭和から平成、令和に至る世相を掘り起こすことで、スタジオジブリ作品が持つ時代性と普遍性を浮かび上がらせるという。
会場には、竹谷隆之らが作成した造形物をもとに『風の谷のナウシカ』に登場する「腐海」を表現した空間「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」、フィルムや造形物などに強い光を当てレンズで幕などに拡大映像を投影する「ジブリの幻燈楼」、スタジオジブリ作品のポスターの中に飛び込んで主人公のように撮影できるフォトスポットなどが登場。来春以降、全国各地での巡回も予定されている。
【竹谷隆之のコメント】
造形した腐海や王蟲たちを観ていただくことによって、“ちょっとコワいものでも観察すると面白い”とか、“作ることの楽しさ”がみなさんに伝わって、何か良いことのキッカケになれると幸せだなあ……と、僭越ながら思っています。
©Studio Ghibli
©Studio Ghibli