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「災害」に備えていますか? 約6割が「準備しているものがある」と回答

2023年03月23日 14:41  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
日本トレンドリサーチ(運営会社:NEXER)はこのほど、テレネットと共同で「災害に備えて準備しているもの」に関するアンケートを実施した。


地震や台風など、自然災害は突然やってくる。



しかしいざ災害に備えようとしても、具体的に何をすればいいのか、わからない人もいることだろう。



今回は、全国の男女1,000名を対象に「災害に備えて準備しているもの」についてアンケートを実施している。


まずは、災害に備えて、家庭で何か準備しているものはあるか聞いたところ、57.6%と、半数以上が準備しているものが「ある」と答えた。



具体的にどのようなものを準備しているのか、それを準備している理由についても聞いている。



○■「災害に備えて何を準備している?」



『食料、飲料』最低一週間困らないため(60代・男性)

『防寒シート』低体温症対策(40代・男性)

『簡易トイレ』非常時に備えて。(50代・男性)

『飲料水と避難食の備蓄』災害時に用意できないから(40代・男性)

『カセットボンベ、電池、ミネラルウォーター、ライト』ローリングストックとして(50代・女性)

『食料(缶詰、レトルト、お菓子)と水や缶ジュースの備蓄、カセットコンロ』とりあえず救助やライフラインの復旧まで何日かは生きられるから(60代・女性)

『一人に一つ防災袋を用意していて、必要そうなものをいれている』何度か地震にあっているので、もしもの時に備えている(50代・女性)



缶詰やレトルトなどの食料や、ミネラルウォーターなどの飲料を中心に準備している人が多いようだ。ほかにもカセットボンベや防寒シート、防災ラジオや簡易トイレなどを準備している方もいました。



また、災害に備えて何かを準備しようと思ったきっかけも聞いている。



○■「災害に備えて何かを準備しようと思ったきっかけは?」



・東日本の震災の体験(50代・女性)

・東日本大震災で物流がストップしかなり不便だった(40代・女性)

・東北などでの大きな地震をテレビなどで見てそう思った(60代・女性)

・東日本大震災後に、しばらく米やトイレットペーパーが買えなかったから(50代・女性)

・3.11の震災で家のものが壊れたりしたので、いつ何時なにがあるか分からないと思ったから(50代・女性)

・東日本大震災など、来ないだろうと思った震災を報道で見て、他人事ではないと感じた(40代・男性)

・西宮に転勤して阪神淡路大震災のことを子供たちが学んだことと、東日本大震災をきっかけに(50代・女性)

・台風により数日間停電したことがある(60代・男性)



東日本大震災や阪神淡路大震災など、大規模な災害を経験したり報道で見て意識が変わったりした人などが多いようだ。地震だけでなく台風に備えているという人も多くいた。

さらに、「災害に備えて、家庭で何か準備しているものが『ある』」と答えた人に、現在準備しているものに加えて、今後さらに準備しておこうと思っているものはあるか聞いてみた。



59.0%と半数以上が、今後さらに準備しておこうと思っているものが「ある」と回答。具体的に、何を準備しようと思っているかも聞いている。



○■「今後何を準備しようと思っている?」



・電気など発電、燃料に関する備蓄(60代・男性)

・家が壊れても外で生活ができるようにキャンプ用品を揃えようかと思っています(50代・女性)

・乾電池、モバイルバッテリー(60代・男性)

・口の中をきれいにするもの。安いメガネ(50代・女性)

・十徳ナイフ、テント(40代・男性)

・軽ワゴン車を使った車中泊仕様の車を欲しいと検討している(60代・男性)

・除菌できるもの 携帯の充電 タオル 新聞紙 大小のポリ袋(70代・女性)



既に食料や水を備えている人が多く、今後準備しようと思っているものには「電気」や「テント」など、飲食料品以外の生活用品を挙げている人が多くいた。



また除菌できるものといった衛生用品にも目を向けている人もいた。


最後に、災害に備えて、家庭で何か準備しているものは「ない」と答えた人に、今後、何かを準備しておこうと思っているかを聞いたところ、59.0%と半数以上が「思う」と回答した。



災害に備えて、今後準備しておこうと思っているものは何かと、それを準備しておこうと思っている理由を聞いた。



○■「災害に備えて、今後準備しておこうと思っているものは何かと、それを準備しておこうと思っている理由は?」



・防災リュック一式、最低限の準備はしておいた方がいいのかと思う(50代・男性)

・水。とりあえず水(50代・男性)

・水や乾パン等の非常食と簡易トイレ等(40代・男性)

・水や缶詰などの食料品と、薬。ゾンビ系のドラマを見ていると、まずそこが必要かなと思わせられたので(50代・女性)

・懐中電灯や水など、南海地震に備えて(60代・女性)

・貴重品などの持ち出し袋の準備 衣類・食料・薬品等(60代・女性)

・ペットの避難道具。ペットは後回しにされるので飼い主が責任をもって行動しないといけないから(40代・女性)

・非常食(特に嗜好品)。おにぎりなどは支給されてもお菓子はあまり支給されないから、あると良いと何かで聞いた気がするから(30代・女性)

・携帯ラジオと乾電池。今スマホでラジオも聞けるけど、電気が使えない有事の際では貴重なものなので、スマホとは違う情報源を用意しておきたい(50代・女性)



食料や水、薬などをまず準備しようと考えている人が多い。ほかにもペットの避難用具や、ペットと過ごせるような備えを考えている人もいた。



今回は、災害に備えて準備しているものについての調査を行い、その結果について紹介。57.6%が、災害に備えて「準備しているものがある」と答えていた。



災害はいつ起こるかわからないもの。食料品や水、薬や衛生用品など、備えられるうちに揃えておくことが推奨される。(エボル)