青崎有吾の小説「アンデッドガール・マーダーファルス」のTVアニメ化が決定。7月にフジテレビ「+Ultra」ほかにて放送される。本日3月22日、ティザービジュアルとティザーPVが公開された。
【大きな画像をもっと見る】「アンデッドガール・マーダーファルス」は、首から下がない不老不死の美少女探偵・輪堂鴉夜を描くミステリー。“鬼殺し”の異名を持つ半人半鬼の真打津軽、メイドの馳井静句とともに、鴉夜は怪物専門の探偵“鳥籠使い”として数々の事件を解決しながら、奪われた体を探してヨーロッパを巡る。
アニメーション制作は、「輪るピングドラム」の劇場版や「さらざんまい」で知られるラパントラックが担当。また「かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~」シリーズや「昭和元禄落語心中」など手がけた畠山守が監督、「キングダム」や「ゴールデンカムイ」などを担当する高木登がシリーズ構成を務める。鴉夜役には黒沢ともよ、津軽役には八代拓、静句役には小市眞琴がキャスティングされた。
鳥籠から生首の少女・鴉夜が現れる衝撃的なカットから始まるティザーPVは、怪異うごめく明治時代に、見世物小屋で鬼殺しとして怪物と戦う津軽の姿や、寡黙なメイド・静句の激しいアクションシーンなどがお目見え。またティザービジュアルには、鴉夜たちが巡る各国の代表的な建物とともに、鳥籠の中にいる鴉夜、鳥籠を持つ静句、鴉夜と楽しそうに話す助手の津軽が描かれた。
■ 青崎有吾コメント
□ TVアニメ化が決まった時の感想
電話をくれた担当編集さんに「主人公ってテレビに映して大丈夫なんですか?」と聞きました。
□ これから作品を知る人や作品のファンへのメッセージ
おっ、なんだなんだ、けっこう面白いぞ、と驚いてもらえるような作品になっていると思います。原作既読の方も、そうでない方も、ご期待ください。
■ 黒沢ともよ(輪堂鴉夜役)コメント
□ キャラクターの印象や、自身のキャラクターに決まったときの感想
とても嬉しかったと同時に2022年はこの作品が最難関になるなと武者震いをした記憶があります。
本作はオーディションにエントリーさせていただいて合格をいただいた形だったのですが、オーディションで言った長台詞がとにかく難しくて…。
監督も音響監督も是非ご一緒させていただきたいと願い続けていた念願の方なので「どうしてもやりたい」という気持ちと「こんなに難しいセリフ毎回言うなんて私では役不足」という思いが錯綜していました。
クビにならずに収録が進んでよかったです。いや、もともと首しかないのですけれど。
□ 作品への意気込みなどファンへのメッセージ
原作小説を拝読したときに感じたあの高揚感や背徳感をそのままに、監督をはじめとしたクリエイターの皆さまのセンスが加わるとこうも世界は息づくのかと息を呑みました。
私もできうる限りの精一杯で取り組んだ作品ですのでぜひ晩酌のお供によろしくお願いいたします。
オトナの皆様のためのお伽噺と存じます。
■ 八代拓(真打津軽役)コメント
□ キャラクターの印象や、自身のキャラクターに決まったときの感想
僕が演じます真打津軽というキャラクターは、半人半鬼の身体をもつ人物で、そうなる過程も含めてとてもじゃありませんが笑えない過去を背負っています。しかしそんな人生こそ最高の芸と笑い飛ばす精神、更には口が達者で噺家のような一面ももっています。飄々としていて、何か考えているようで考えていない、考えていないようで考えている…存在自体が冗談みたいな食えない男。役に決まった時から、演じることがずっと楽しみでした。
□ 作品への意気込みなどファンへのメッセージ
この作品を読ませていただいた時から、演じることを抜きにしても、アニメになったらどのように表現されるのか、いちファンとしてワクワクしていました。ミステリーはもちろん、アクションや人間ドラマなど、様々な要素が絡み合いながらも、最後はタイトル通りお洒落な喜劇に幕を閉じる。本当に大好きな作品です。是非たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。
■ 小市眞琴(馳井静句役)コメント
□ キャラクターの印象や、自身のキャラクターに決まったときの感想
第一印象は物静かでクールな女性でした。
傀儡である事を家訓とする彼女ですが、原作を読み進めていくうちに
鴉夜様のことが大好きすぎて津軽に嫉妬したり、意外と反射的に手が出たりと、
実はとても人間的で可愛いらしい人なんだなと感じました。
表情は動かずとも心は常に動いている。そんな魅力溢れる彼女を演じさせていただけることが、
本当に嬉しいです!
□ 作品への意気込みなどファンへのメッセージ
お話も演出もとにかく面白いです!
本格ミステリーでありながら様々な要素が入り混じり、アニメーションでありながら舞台を観ているような…
このなんとも独創的で奇々怪々な喜劇を、早く皆様にご覧いただきたいです。
静句役としましては、登場人物達の小気味な会話の中にスッと挟む言葉の一つ一つを、
大切に演じていきたいと思います。
(c)青崎有吾・講談社/鳥籠使い一行