とかくルッキズムに厳しい目が向けられている昨今。時代の変化もどこ吹く風で、外見で相手を判断するような発言を入社面接の場で浴びせてくる人が、いまだにいるようだ。(文:KZ)
「令和の時代にそんな理由で落とされるなんて」
東京都に住む30代後半の女性(ITエンジニア/正社員・職員)は、とある企業の求人募集に応募。やりたい仕事で、求めるスキルや業務経験も満たしていた。入社後に配属予定となる部署の役職者と行なった一次面接では「非常に好感触」だったが、最終面接で「人事部上がり」だという副社長が鼻で笑いながら、こんな信じられない一言を浴びせてきたという。
「君ねー、スキルはあるけど女性なのに容姿に華がないね、地味!(笑)」
面接の結果は不採用。女性は「令和の時代にそんな理由で落とされるなんて信じられませんでした」と、苦い思い出を振り返る。
話はこれで終わらない。数か月後、その会社の一次面接の担当者から「もしまだ転職活動中ならぜひうちで働いて欲しい」との連絡が。女性が「もしかして最終面接のことは知らないのでは」と思い、副社長の発言を含めた最終面接での出来事を伝えたところ、担当者は絶句。そして、「容姿を理由に落とすような会社で働きたくないよね、電話は通じなかったことにしておくから今の会社で頑張りなさい」と言葉をかけてきたそうだ。
その後については「この電話から一か月も経たないうちに私に失礼なことを言った副社長は解任処分を受けていました」と顛末を綴った。さもありなんといった感じだろう。
※キャリコネニュースでは「面接での信じられないエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/74FZSHAJ