旅行の行先として定番の京都。世界有数の歴史都市として、その落ち着いた雰囲気が人気ですよね。
そんな京都で今、ひそかに注目を集めているカフェがあることをご存じですか?まるでおとぎ話に迷い込んだような世界観に、引き込まれる人が続出中なんだとか…。
それでは、早速ご紹介していきます!
茶楼farmoon/京都銀閣寺からほど近い場所にひっそりと佇む「Farmoon(ファームーン)」は、世界的料理人・船越雅代さんがデザインするフードラボ。人通りの少ない道に面しており、お店を知らないとうっかり通り過ぎてしまいそうな隠れ家的お店です。
10年ほど使われていなかった民家をリノベーションしたそうで、日中はだれでも利用できる「茶楼farmoon」、夜は紹介制のプライベートレストラン「Farmoon」として営業しています。
おとぎ話みたいな空間にうっとり店主とデザイナー・柳原照弘さんが作り上げた空間は、非日常的な雰囲気がたっぷり。「気持ちよく気が通る場所を作りたい」という船越さんのリクエストのもと、国籍や時代を問わないもので彩られているそう。
特に、吹き抜けに置かれた中央のカウンターテーブルとアンティーク調のシャンデリアが、大きな存在感を放っていてとても素敵。少しオレンジを帯びたシャンデリアの明かりが、こだわりの料理をさらに美しく照らします。
オープンキッチンの後ろに見える中庭も、絵画のような美しさ。
キッチンを照らす照明から、無造作に置かれた調理用品や落ち着いたグレーの壁まで、絶妙なバランスで空間が作られているのを感じますよね。
“まるで異国”の料理を味わって写真に写っている『茶楼粥と小奈三種』(1500円)は、京野菜や京都産の香米、高知県産のザラ茶を合わせたお粥と、季節の野菜を使用した3種類の付け合わせを楽しめるメニューです。
お粥に使用される香米は、ゆでた枝豆や小豆に似た香りを持つ品種で、ザラ茶はくせのない優しい甘味と香ばしさ、まろやかさが特徴の健康茶なんだそう。
京都の食材がふんだんに使われているのが嬉しいですよね。
昼下がりには、カフェとしての利用もおすすめ。今まで出合ったことのないスイーツが待っているかも。
『月餅・キャラメルとザラ茶のアイスクリーム』(単品 1200円、ドリンクセット 1500円)もその1つです。
月餅は、“円満と幸福の象徴”とされる中華菓子。中には季節のジャムが入っていて、ほろほろ食感を楽しめるみたい。アイスクリームと一緒に口に運べば、また違った味わいになりそうですね。
続いてご紹介するのは、『プラムと杏子のファールーダ』(1200円/Drinkset・1500円)。日本ではあまり見慣れないスイーツですが、“ファールーダ”とは、インドやパキスタン、バングラデシュといった南アジアの地域で人気のある、冷たく甘い飲料のこと。
茶楼farmoonのものは、ショートパスタやナッツ、フローズンヨーグルトやゼリーなどが入っていて、複雑な食感や味わいを楽しめるそう。
提供されるお菓子は季節によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。
行きたいお店リストにメモしよこだわりのお料理と世界観がとっても素敵な茶楼farmoon。
京都の“行きたいお店リスト”に追加してみてはいかがでしょうか。
茶楼farmoon 住所:京都府京都市左京区北白川東久保田町9 定休日:月曜日~木曜日 営業時間:11:00~17:00 公式Instagram:@farmoon_kyoto