isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2023年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週の星座占いを全文読みたい方はこちらをタップ 今週のおひつじ座の運勢illustration by ニシイズミユカ
見えない壁に挑む
今週のおひつじ座は、自身の置かれた状況を利用した実験を行っていこうとするような星回り。
右足の痺れからMND(筋萎縮性側索硬化症、またの名をALS)と診断されただけでなく、61歳にして余命2年を宣告されたピーターというロボット科学者がいます。彼は当初こそ恐怖と怒り、そして絶望に苛まれていたものの、やがてそれとは別種の感情が自分のなかで生まれ始めたことにも気付いたのだそう。
ピーターは自身の置かれた状況を“実地で研究を行う、またとない機会”と捉え、大胆にも人類初のAIと融合したサイボーグとなろうと考えたのです。
あなたもまた、ピーターほどではないにしても、できるだけ既存の常識やルールをひっくり返していくための試みにわが身を捧げていくための計画や構想を練っていくべし。
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トランポリンの感覚
今週のおうし座は、心身の余計な緊張を溶かしていこうとするような星回り。
『トランポリン春の空へと子を抛(ほお)る』(隅田享子)という句のごとし。
私たちは手元にあるものが大事であればあるほど、決して喪うまいとしてギュッと掴んだり、抱えこもうとするものですが、ここでは「子」だけではなくてそれを「抛る」自分自身もまた柔らかに包まれることで宥められ、和らいでいるように感じます。
あなたもまた、安心して身を委ねていく体感をじんわり深めていくことになるでしょう。
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もらったものをお返ししていくために
今週のふたご座は、どこの誰のところで「食客」していくべきか改めて見極めていこうとするような星回り。
自然界の食物連鎖のように、人間社会というのも巧妙にであれ、漠然とであれ、「いかに他者に寄生するか」ないし「他者を捕食するか」といった思惑同士がいたるところでぶつかり合うことで成り立っているところがあるのではないでしょうか。
そして、そうした寄生関係や共喰い関係を象徴する存在として「食客」があげられます。食客は身内か他人、友か敵かといった分かりやすい二分法にはうまくおさまらない特殊な在り方をしているのですが、ミシェル・セールによると、れっきとした職業とのこと。
あなたも職業としての「食客」のように、自分が追求していきたい語りや笑いの内容や方向性から、今後渡っていくべき世を逆算してみるといいでしょう。
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年齢夢想
今週のかに座は、自分の気がすむまでとことんぐずぐずしていこうとするような星回り。
『朧夜の四十というはさびしかり』(黒田杏子)という句のごとし。年長者特有のドライな諦念にも徹しきれず、かと言ってもう若いふりをするのも限界がある。そんな宙ぶらりんな年代ゆえの感傷は、やがて霧が晴れるかのようになくなっていくのかも知れない。
しかしだからこそ、どうにも身を固めきれなかったり、スパっと割り切れないでいる今の自分を大切にしよう。
あなたもまた、つかのまの朧夜のごとき優柔さを自身に許していきたいところです。
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「一」を育てる
今週のしし座は、些細なものの中にこそ大いなる虚構を感じとっていこうとするような星回り。
今話題のchatGPTというのは、問われた事柄に関するネット上の既知の諸要素から、部品を組み立て直すようにして、それらしい一続きのテキストを生成するものであり、いわば機械論的な「多の一」の思想の結晶と言うことができます。
しかし、これだと新しいものは生み出されてきません。だから、chatGPTが流行れば流行るほど、さまざまな情報の大元には一つのトータルな、さまざまな矛盾や対立をはらんだ全体がないといけないという「一の多」みたいな逆転の発想が必要になってくるはず。
あなたもまた、そうした現実世界を超える発想を、自分なりに見つけ出していきたいところです。
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ある蛇の飢餓感
今週のおとめ座は、今までになかったような感情に突き動かされていくような星回り。
『春の蛇座敷のなかはわらひあふ』(飯島晴子)という句のごとし。別段、仲間外れにされた訳でもなければ、自分からそうと覚悟して飛び出してきた訳でもない。ただ、気付いたら世間からずいぶん遠く離れたところに来てしまったという、孤独の味わいがここでは詠まれている。
当然、この蛇には作者自身が重ねられているのでしょう。そして、蛇はこのとき自身の孤独を発見しただけでなく、飢餓感にも通じる他者を強く求める気持ちにも気付いてしまったのではないでしょうか。
あなたもまた、できるだけ深いところから湧き上がってきた感情にのっとって、誰か何かと関わっていきたいところです。
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からだごとぶつかっていくべきもの
今週のてんびん座は、やたらと並べられる横文字をあらためて疑っていこうとするような星回り。
2021年に日本で新たに設置されたデジタル庁は、内閣府より上位に位置する省庁であり、巨額の予算がつき、民間企業との人材の出入りも自由。ジャーナリストの堤未果の『デジタル・ファシズム』によれば、それは「今世紀最大級の巨大な権力と利権の館」だとしています。
さらに堤は、「一つはっきりしていることは、私たちが今この改革を、よく理解しないままに急かされている」こと、そして「わかりやすい暴力を使われるより、便利な暮らしと引きかえに、いつの間にか選択肢を狭められてゆく方が、ずっとずっと恐ろしい」のだと警告しているのです。
あなたもまた、自分や周囲の人たちの目を眩ませる魔法をどれだけ解いていけるかということがテーマになっていきそうです。
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苦しみの昇華
今週のさそり座は、まとった神秘の中にすすんで包まれていこうとするような星回り。
『マダムX美しく病む春の風邪』(髙柳重信)という句のごとし。
「マダムX」とは、行きつけの酒場の女主人のこと。「マダム」という言葉には呼ぶ側にどこか相手の奥に潜む素性を想像させる引力のような働きをするところがあって、しかし客としての分を超えることはできず、ただ胸のうちで「X」と付け足してみせたのかも知れません。
あなたもまた、春の宵を過ごすのにふさわしい役柄に徹してみるといいでしょう。
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受身を学ぶ
今週のいて座は、遊び心を弾ませていく中で、運の生き死にを捉える感覚を磨いていこうとするような星回り。
入院などして急に筋肉を使わなくなると、短期間でどんどん落ちて、しまいには歩けなくなるほどに弱ってしまうように、心というのも油断して放っておくと、一気に萎んだり枯渇してしまうもの。例えば、紀元前6世紀の孔子の言行を死後約400年をかけて編纂した『論語』のなかでも、心の使い方についてふれています。
「子曰わく、飽くまで食らいて日を終え、心を用うる所なし。難いかな。博奕なる者あらずや。これを為すは猶お已むに賢(まさ)れり。」
あなたもまた、生活や人付き合いをひとつの「博奕」と考えて、自分なりの打ち筋を追求してみるといいでしょう。
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あそびと原点
今週のやぎ座は、自分なりの原風景を描き出していこうとするような星回り。
『山又山山桜又山桜』(阿波野青畝)という句のごとし。掲句は言葉の響きと、文字の視覚情報の相乗効果によって、日本人なら誰もが抱いている理想の原風景を幻視体験させてくれる、AR/VRの先駆け的な作品のひとつなのだとも言えるだろう。
こうした単なる「景色の説明」を超えた働きを読み手の心にもたらすことができるがゆえに、俳句や和歌はひとつの芸術たりえるのだと思います。
あなたもまた、心がおのずから蠢き出すような配置にみずからを置いていきたいところです。
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理屈の捨てかた
今週のみずがめ座は、ロジックだとかエビデンスだとかがバカバカしくなるような、屁理屈を並べ立てていこうとするような星回り。
作家の内田百閒は「用事がないのに出かける」旅の電車賃の工面について、『阿房列車』の中で「一番いけないのは、必要なお金を借りようとする事である。(中略)中略道楽の挙句だとか、好きな女に入れ揚げた穴埋めなどと云うのは性質のいい方で、地道な生活の結果脚が出て家賃が溜まり、米屋に払えないと云うのは最もいけない。」と述べています。
思いつめて借金することほどつまらないものはない。どうせなら愉しいことを思い描いて、それを人に説明してから「有難く拝借」しようではないか。
これは、今週のあなたに言いたいことの要点でもあります。
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自然の息遣いに
今週のうお座は、心の透明度をグーッと深めていこうとするような星回り。
『ももいろをはなれて桃の花雫』(伊藤通明)という句のごとし。一輪の桃の花の時点できわめて小さく、些細な対象ですが、作者はそこからさらに微小で、ささやかな雨のしたたりにまでズームアップして、自然の息遣いに一体化しようとしているのです。
果たして、作者はどうして掲句のような作品を作りえたのか。おそらくそれは微細なディティールに注意を払える手腕というより、やはりその心の透明度ゆえではなかったか。
あなたもまた、スキルの蓄積やテクニックに走るよりも大事なことがあるのだという気付きに立ち返っていくべし。
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