ひと口に「ゆるい職場」といっても、“のんびりして雰囲気がいい”とは限らない。北海道で美容師として働く30代後半の女性(サービス・販売・外食/年収550万円)が、自身が働く美容室の「ゆるさ」を腹立たしげに綴った。というのも、職場には「昨年アシスタントが中途入社」したのだが
「彼女は、入社初日から受付に座り、一日中スマホを眺めているだけで来客や電話受付対応もせず、掃除もタオル洗濯も、忙しい日でも施術ヘルプももちろんシャンプーもせず、何にもせず過ごしています」
というありさまだったからだ。(文:okei)
「ダラダラした子の給料分まで私が動きまわり稼いでるのかと思うと……」
さすがに疑問を感じた女性は店長に問いただした。
「この件がどういった事なのか店長に相談しましたが、『今の若い子達は色々させると辞めるとか言い出すからねえ』と弱腰な回答でした」
結局は解決せず、「彼女の入社から1年経ちますが、相変わらずどころかますます甘やかされる一方で、店長の方が下に見えるような態度で過ごしております」と店長が気を使いすぎる点も変わらないようだ。しかし納得できないのは女性である。
「どのような事情であれ、仕事を全くしないダラダラした子の給料分まで私が動きまわり稼いでるのかと思うと、報われない気持ちになりますし、仕事を頑張る意味がわからなくなってきます」
と虚しい胸中を吐露。しかも問題はこれだけではなかった。
「この店長もまた問題ありな人です。売上を横領していた事が発覚しました」
この件は社長に直接相談したというが、「店長は社長から気に入られているのか、たいした注意もなくお咎めなしでした。現在も店長としてしれっと業務しています」というからますます驚きだ。真面目に働いている人がやる気をなくすことは言うまでもなく、
「こういった体質の会社(店)にとっては私のような人間は不適合だと思いますので早々に退散しようと思います。今月転職します!」
と、女性はゆる過ぎる職場を離れる決意を綴っていた。
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