3月18日、MAZDA SPIRIT RACINGは三重県の鈴鹿サーキットで開催されているENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Powered by Hankook第1戦『SUZUKA S耐』の会場内で、2023年のスーパー耐久参戦を通じた取り組みについて説明を行った。今季もバイオディーゼル燃料を使用して参戦するMAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptの新たな取り組み、さらにST-Qクラスに登場が予告されたロードスターについて説明が行われた。
2021年最終戦からモータースポーツへの参戦を開始し、2022年はシーズンでスーパー耐久への取り組みを行ってきたMAZDA SPIRIT RACINGは、すでに発表されているとおり2023年のスーパー耐久ST-QクラスにMAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept、そしてST-5クラスにはグラスルーツからの挑戦を後押しする倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERを投入。2台体制で挑戦している。
2022年最終戦鈴鹿から登場したMAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptについて、MAZDA SPIRIT RACINGの前田育男代表は「どんなところにも持っていけるように、なるべく自分たちの技術で、いろいろは人たちの力を借りながら、なんとか徐々に一流にしていきたい」と、今季も熟成を進めていきたい意向を示した。
また、MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptも、「GR86とBRZの戦い」に入りたいという目標から生まれたクルマだ。ただ、ラップタイムではまだまだ2台には及ばず、「あと2~3秒速くしなければいけませんので、そこは目指しています。またパワートレインの特性で、どうしたら勝利できるのかについてやっていきたいです」と前田代表は語った。