写真 株式会社アールティ(以下・アールティ)は、惣菜を盛り付ける人型協働ロボットFoodlyの月額レンタルサービスを開始しました。
FoodlyはAIビジョンシステムで食材を認識し、容器に盛り付けることができる人型協働ロボットです。月額レンタルサービスの対象は首都圏に食品工場を持つ企業で、最短3か月から1か月単位でレンタルできます。
月額レンタルサービス開始の背景食品製造業界では、人手不足対策や生産効率向上のために自動化やロボットの導入が進んでいますが、高額な設備投資が難しいという企業もあります。
そこで、アールティは人型協働ロボットFoodlyの月額レンタルサービスを開始しました。自社資産にならないため、初期費用や税金、会計上のコストも抑えられます。レンタル対象は首都圏に食品工場を持つ企業を予定しており、要望に応じて今後拡大予定です。
人型協働ロボットFoodlyについてFoodlyは、食品工場で働く人型の協働ロボットです。食材をAIビジョンシステムで認識してピッキングし、容器に盛り付けることができます。
2021年に標準構成モデルが発売され、食品メーカーの工場における試験導入や実生産ラインへの導入が進んでいます。
また、海苔巻きロボットと連携したセル生産方式での海苔巻き製造や、組合せはかりと連携した自動計量供給システムの開発も進んでおり、経済産業省のプロジェクトにも採用されています。
Foodly月額レンタルサービスの概要月額レンタルサービスでは、Foodlyの標準構成モデルを最短3か月から1か月単位でレンタルできます。
標準構成モデルには、食材や容器の認識・盛り付け用のシステムを搭載。盛り付け食材については、対応している食材の中から事前のヒアリングで要望のあった食材を登録可能です。ハンド部分も登録食材に応じて既存のバリエーションの中から選択できます。
Foodlyでは、今後もより多くの食材に対応するために開発が進んでおり、開発に伴ってハードウェアやソフトウェアにアップデートがある場合は、月額料金の範囲内で、定期点検時の交換などで新しいバージョンへ対応します。
株式会社アールティについて「Life with Robot-ロボットのいるくらし-」の実現を目指して、最先端のAI&Roboticsにおける技術開発に挑戦し、AI・サービスロボット分野での高度人材育成から、教育・サービスロボットの自社開発、受託開発まで幅広い事業展開をしています。
近年はサービスロボットの教育や受託開発で培った技術やノウハウを活かし、食品工場で人手不足を解消するための協働ロボットや、工場向けのAIビジョンシステム、製造ラインなどの開発にも力を入れています。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000069918.html
(文・杉本 旭)