ロザリアやリル・ナズ・Xのヴィジュアルを制作　フィリップ・クスティックが渋谷パルコで個展開催

　スペイン人アーティストのフィリップ・クスティック（filip custic）が、日本初開催となる個展「human product」を渋谷PARCO4階のパルコミュージアムトーキョー（PARCO MUSEUM TOKYO）で開催する。会期は4月7日から24日まで。

　フィリップ・クスティックは、1993年スペイン・テネリフェ島サンタクルス生まれ。インターネット文化に焦点を当てた画一的で人間味のない仮面や、フィルターとフォトショップで加工を施したシリコン製のキャラクターによる彫刻作品に加え、写真や動画などを制作している。そのほか、ロザリア（Rosalía）やリル・ナズ・X（Lil Nas X）といった歌手のヴィジュアル制作も担当。スペインをはじめ、ドイツやトルコ、アメリカといった世界各地で展示を行っており、昨年から、スペインのマドリードを拠点とする現代アート育成プロジェクト「Colección SOLO」の芸術支援プログラム「Okanos」の一員として活動している。
　同展では、新作をはじめ、身体、アイデンティティ、テクノロジーの3つの要素を組み合わせた独自のキャラクターによる作品を展示。作品を通して、人間の存在や、現代のコレクター文化、複雑化するシステムを作り出す傾向に疑問を投げかけるという。
　会場内のショップでは、作品に加え、Tシャツやトートバッグ、ポスター、ステッカーなどのオリジナルアイテムを販売。4月21日には、クスティックによるライブパフォーマンスも行う。

■filip custic exhibition “human product”会期：2023年4月7日（金）～4月24日（月）会場：渋谷PARCO 4階 PARCO MUSEUM TOKYO所在地：東京都渋谷区宇田川町15-1営業時間：11:00～21:00（※入場は閉場の30分前まで／最終日は18時閉場）入場料：一般500円（税込）／小学生以下無料問い合わせ：03-6455-2697公式サイト