採用担当の面接官は、実は応募者からもジャッジされていることを忘れてはならない。東京都に住む40代後半の男性が、自身の新卒就活での面接エピソードを教えてくれた。
「書類選考通過しているはずなのにその第一声はないだろう」
「自分は教育学部なのですが、教員ではなく一般企業に勤めようと就活してました」と明かす。某生命保険会社の面接に臨み、挨拶を終えて席に座ったところ、面接官から
「あんたも教育(学部)かぁ」
と第一声を受けた。就活生を「あんた」呼ばわりしている時点で不信感が湧きそうだが……。教育学部の学生が目立って多かったとしても、言われていい気持ちのする人はいないだろう。
男性は「なぜ教育学部で一般企業を受けているか理由を述べてその時の面接は通過した」というが、当時の本音と結論をこう綴る。
「書類選考通過しているはずなのにその第一声はないだろうと感じ、会社内の情報共有がされてないのか、面接官の資質なのかわかりませんでしたが、少しでも良い学生を採用しようとする姿勢が見えませんでしたので、辞退しました」
不信感をそのままにしておけなかったようだ。その数か月後に起きた、ある出来事を報告してくれた。
「その某生命保険会社が経営破綻したニュースが流れ、あのような面接官が前面に出る会社だったからなぁ~と納得してました」
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