3月14日、ロードレース世界選手権に参戦しているアプリリア・レーシングは、アレイシ・エスパルガロがスペイン・バルセロナ市内の大学病院で右前腕の手術を受けたと発表した。
アレイシ・エスパルガロは、3月11~12日にポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われていたポルティマオ公式テストで、初日から右前腕に痛みがあることを訴え、前腕のパンプに悩まされていた。2日間でしっかりテストメニューはこなしており、計112周を消化して1分38秒569の総合10番手で終えている。
そして、テストの翌13日にチャンピオンシップのメディカルスタッフであるチャビエル・ミル医師の下を訪れ、検査を受けた結果、右前腕に筋肉の線維化が見受けられた。
それにより、アレイシ・エスパルガロはコンパーメント症候群を解消するため、スペイン・バルセロナ市内の大学病院で手術を受けた。手術は成功し、3月24~26日に行われる第1戦ポルトガルGPに向け、すでにトレーニングを始めているという。
■チャビエル・ミル医師
「アレイシ・エスパルガロは、前腕近位に3分の1の正中神経を圧迫する前腕筋膜の線維性収縮が見受けられたため、右前腕の手術を受けた」
「前腕筋膜切開術と前腕筋のアーチリリースがマイクロサージャリーの技術によって行った。早ければ明日から回復に向かうだろう」