「ライカの星」の吉田真百合による新連載「犬火の兄弟」が、本日3月15日発売のハルタVol.102(KADOKAWA)でスタートした。
【大きな画像をもっと見る】扉ページに「山犬たちのお家騒動!」と銘打たれた「犬火の兄弟」。物語は山神が死に、その子たちが悲しみに暮れる場面から始まる。新しい山神は、先代の遺した言霊によって選ばれるのが通例。リーダー格のサイは「次はこの私だ」と信じて疑わず、周囲の山犬たちも「ご兄弟の中ではサイ様が一番!!」「サイ様なら光嶽山も安泰だあ」とサイを持ち上げるが、あろうことか言霊が選んだのは異端の兄弟・ノジで……。
そのほか今号では、志波由紀の連載「悪魔二世」も始動。「お母さんの遺体には心臓がなかった」という少女のモノローグから幕を開ける同作では、親族から「悪魔の子」と呼ばれる、異形の血を引く娘の物語が展開される。天野実樹「ことり文書」は完結。森野鈴鹿、松賀諒真、路田行の読み切りも掲載されている。
■ ハルタVol.102 掲載作品一覧
山本和音「生き残った6人によると」
namo「クプルムの花嫁」
高江洲弥「先生、今月どうですか」
樫木祐人「ハクメイとミコチ」
野澤佑季恵「花園に幹が立つ」
大島琳太郎「殺し屋の推し」
福田星良「ホテル・メッツァぺウラへようこそ」
田沼朝「いやはや熱海くん」
志波由紀「悪魔二世」
二宮香乃「珍獣のお医者さん」
嵐田佐和子「キラキラとギラギラ」
一七八ハチ「虎は龍をまだ喰べない。」
宇島葉「猫のまにまに」
九井諒子「ダンジョン飯」
吉田真百合「犬火の兄弟」
佐々大河「ふしぎの国のバード」
戸川四餡「黒巫鏡談」
福浪優子「あかねさす柘榴の都」
森野鈴鹿「グリフォン訓練記」※読み切り
ゆめじ「魔女のエデン」
綿野マイコ「かわいすぎる人よ!」
松賀諒真「夜明けのアレゴリー」※読み切り
長蔵ヒロコ「煙と蜜」
三星たま「夜の名前を呼んで」
岩宗治生「ウスズミの果て」
宮本伶美「大食いJKと日常」※ショートショート
天野実樹「ことり文書」
空木哲生「山を渡る-三多摩大岳部録-」
加藤清志「スパイゲーム A.D.1600」
路田行「しばらくハシゴを登ってない」
福島聡「対岸のメル-幽冥探偵調査ファイル-」
大窪晶与「ヴラド・ドラクラ」
犬島ななこ「侵略ペット ポテ」
カバー&目次イラスト:染平かつ