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グローバルワークが地域密着型の新業態を出店 ベーシックで低価格なアイテムを提案

2023年03月14日 18:32  Fashionsnap.com

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スマイルシードストアのアイテム

Image by: FASHIONSNAP
 アダストリアが、「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」の新業態「グローバルワーク・スマイルシードストア(GLOBAL WORK Smile Seed Store)」をオープンする。3月15日12時からアダストリアの公式オンラインストア「ドットエスティ(.st)」で展開をスタートし、3月17日に1号店をイーアス高尾店、3月24日に2号店をイオンモール船橋店に出店する。また、4月には三重県のイオンタウン四日市泊と熊本県のゆめタウン八代、5月には茨城県のイオンモール土浦、7月に福岡県のゆめタウン飯塚への出店を予定している。

 スマイルシードストアは、「ベーシック」「デイリー」「エイジレス」をキーワードに、オフシーンで着用できるベーシックでシンプルなファッションアイテムを提案。「永く愛される日常着」をコンセプトに、グローバルワークの顧客層である20~30代の男女と子どもをターゲットにしたインナーやルームウェアをグローバルワークよりも低価格で展開する。価格帯は、シャツが1790~2970円、スウェットが1980~3960円、ボトムスが1980~3960円、アンダーウェアが660~1980円(いずれも税込)。

 スマイルシードストアの広報担当者は、展開アイテムについて「ユニクロやしまむらなど同価格帯の競合ブランドと比較してファッション性が強み。リモートワークの普及で都会から地方に帰る人が増えていることを踏まえ、ブランドディレクターが過去に『地元は都会と比べて服を買うところが少ない』と感じた実体験をもとに、同じことを感じている人に刺さるようなデザインを意識した」とコメント。ベーシックアイテムを中心に、カップ付きのキャミソールやメンズの肌着、ユニセックスのパジャマ、ウィメンズのアクセサリーなど、アイテムのバリエーションを増やしたという。

 太田訓 執行役員 グローバルワーク営業本部長は、ブランド戦略について「マス市場ではリーズナブルな価格が当たり前になり、『安いから買う』という価値観が無くなってきている。消費者が安いだけでなく、納得感を持って購入できる商品として、自社開発素材を使用したクオリティの高いアイテムを低価格で展開することで、グローバルワーク全体の支持拡大を目指す」と話した。今後は、地域密着型ショッピングセンターを中心に、総合スーパー(GMS)やショッピングセンターの衣料品売場、パワーセンター、ロードサイドなど、これまでグローバルワークを含むアダストリアが出店してこなかったチャネルに進出し、5年で150店舗規模の出店を目指す。店内は、ハイシェルフと壁面を中心とした什器で構成し、販促資材と連動させることで、ストレスなく買い物ができる環境を整えたという。

 オープンを記念し、ドットエスティとスマイルシードストアイーアス高尾店とイオンモール船橋店では、オープニングイベントを開催。スマイルシードストアの一部アイテムを定価より20%オフの価格で販売する。期間は、ドットエスティで3月15日12時から28日23時59分までで、イーアス高尾店では3月17日から26日、イオンモール船橋では3月24日から28日まで。

■ドットエスティ