3月11日から12日にかけて、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで行われたWEC世界耐久選手権公式テスト“プロローグ”に参加したアクシル・ジェフェリーズが、未確定だったノースウエストAMRの最後のドライバーに決定した。
これにより今週15日(水)から17日(金)に行われるWEC開幕戦『セブリング1000マイル』のエントリーリストで唯一“TBA”となっていた枠が埋まり、全37チームのドライバーラインアップが確定している。
開幕戦に先立つかたちで先週末に行われたプロローグにおいて、トーマス・メリルとともにノースウエストAMRの98号車アストンマーティン・バンテージAMRをテストした28歳のジンバブエ人は、すでにシートが決まっていたポール・ダラ・ラナ、ニッキー・ティームのチームに合流し、GTEアマチームでWECにフル参戦することになった。
ジェフェリーズとメリルは、2日間のテストでほぼ同等のベストラップを記録。どちらも2分00秒台のタイムをマークしていた。
シルバーランクドライバーであるジェフェリーズは2021年にポルシェ911 RSR-19でシリーズデビューを果たしているが、フルシーズンのWEC参戦は今回のキャンペーンが初めてとなる。
彼は昨年11月、バーレーンで行われたWECルーキー・テストでシボレー・コルベットC8.Rのテストドライブした。しかし、そのシートはニコ・バローネに渡ってしまっていた。
ジェフェリーズは自身のインスタグラムを更新し、シート獲得の喜びを次のように語った。
「ポール・ダラ・ラナ、ニッキ・ティームとともに世界耐久選手権に参戦するのアストンマーティンGTEのドライバーとして、ノースウェストAMRのキャンペーンに参加することを発表できるのは光栄であり、誇りに思う」
「今年ル・マンに行くことになるなんて、まだ信じられないよ」