3月13日、AOレーシングは2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権・GTDクラスに投入している新型ポルシェの新しいマシンカラーリングを公開した。ゼッケン80番を背負う“タイプ992”911 GT3 Rは、週末のセブリング12時間に向けティラノサウルスが描かれ、“GT3 Rawr(ロアー)”に変身している。
『REXY(レキシー)』と名付けられた“GT3ロアー”誕生のきっかけは、チーム代表兼ドライバーのPJ.ハイエットが、自身の子どもたちに敬意を表して描いたイラストだったという。彼のヘルメットには息子のためにT-Rexが、娘のためにユニコーンが描かれている。
ハイエットは今シーズン、セブ・プリオールとともにGTDクラスにフル参戦する。また、今週16日(木)から18日(土)に行われるセブリング12時間を含むミシュラン・エンデュランスカップのレースでは、グンナー・ジャネットを加えたラインアップを形成する予定だ。
「GT3ロアーをドライブするメンバーのひとりになれて、ワクワクしている」とジャネットは語った。
「レキシーが見た目どおり速く、失望したデイトナの後に良い結果を得られることを願っているよ」
AOレーシングは、デイトナでは1983年のスワップショップ・ポルシェ935のトリビュートカラーを採用し、一戦限りのカラーリングを施した。そのためGT3ロアーは、80号車ポルシェにおける今季ふたつめのリバリーとなっている。
ハイエットとジャネットは、セブリングでダブルヘッダーをこなす予定だ。彼らはIMSA・GTDレースに加えて、17日(金)に決勝レースが行われるWEC世界耐久選手権開幕戦『セブリング1000マイル』にもプロジェクト1・AOから参戦し、ポルシェ911 RSR-19のステアリングを握ることになっている。