お金をあるだけ使ってしまう人には信じがたい話だろうが、年収1000万円以上の人のなかにも筋金入りの貧乏性はいる。
「出にくくなった歯磨き粉をハサミでカットし、中に歯ブラシを入れて使う。洗剤、シャンプーは空になったあと水を入れて使う。詰め替え式も同じやり方」
こう語るのは、年収1400万円の男性(50代前半/兵庫県/建築・土木技術職)だ。こうしたやり方をしている人は珍しくはないだろうが、お金はあっても消耗品を無駄なく使いきる心掛けを怠らないのは貧乏性のサガかもしれない。(文:福岡ちはや)
年収1600万円でも「衝動買いができない。熟考して、結果として大体買わない」
年収1000万円の女性(40代後半/東京都/営業)は「服はニットが2000~3000円台の安い通販。ブランド品は買わない」と語る。では、稼いだお金は一体何に使っているのだろうか。
「基本的に子どもの養育に関わることや、子ども連れてのレジャー以外は貯金。正直、お金は貯まっていく一方。でも使う予定はない。老後資金かも」
そうは言っても、きっと女性は老後を迎えても贅沢することなく、質素な生活を送り続けるのではないか。
年収1600万円の40代前半の男性(東京都/医療・福祉・介護)は、「衝動買いができない。熟考して、結果として大体買わない」という。そもそも「お金を使うのが好きではない」そうで、
「値段を比較して安いものを買ってしまう」
「ブランドものより機能性を重視」
と買い物の際のこだわりを綴っていた。
ほかにも、年収1000万円の女性(40代前半/大阪府/教育・保育・公務員・農林水産・その他)からは、
「自転車、パソコンは消耗品で、壊れたら嫌なので中古を買う。新品未使用の服などは捨てるよりフリマサイトで売る」
という貧乏性エピソードが寄せられている。買うときに壊れたときのことを考えるとは周到だ。
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