結婚や出産などライフステージが変わると、なぜか友人関係が壊れることがある。兵庫県に住む40代前半の女性は、「学生時代から仲良くしていた友人A」に対して、
「互いに結婚して、ほぼ同じタイミングで子どもを産んでから価値観の違いがちょこちょこと出てきており」
と違和感を抱いていたことを明かす。そんな友人Aと女性は、ある決定的な出来事から絶縁したという。(文:okei)
「風邪を引いた本人が遠慮しますと言うのではなく、うつるから来るなと言われた」
絶縁のきっかけになったのは、「ある日Aの他にも同じ年の子をもつ同じく同級生のBとCを交えて4人で会おうということに」なったときだ。「子どもは1歳になるかならないかの頃」で、皆赤ちゃんを連れて集まる予定となったようだ。
「地元を離れ友人のいない場所で家事育児しかしていない生活が窮屈だったこともあり、久しぶりに友人に会えるのはとても楽しみでした」
と女性は振り返る。しかし、約束の前日のこと。グループLINEに友人Aから連絡が入った。
「どうやら子どもが風邪をひいたらしく咳が出ている」「明日、どうしようかな」
という相談だった。子ども連れの集まりに風邪をひいた子を連れていくのは、感染の恐れがあるため遠慮してやめるのが通例だ。しかし……
「B.Cが『延期にしようか?』と提案したところ、Aが『Cの子は保育園に通っているし、Bは大雑把だし、少しくらいの風邪なら大丈夫だよね?明日、D(私)はやめといてもらってもいいかなー』と言い出したのです」
Aは自分が欠席するのではなく、女性に来るなと告げたのだった。実は、女性の子どもは一度肺炎で入院した経験があり、女性は感染対策に気を使っていた。Aの言葉はそれを踏まえたものだろうが、気遣いとするには無理がある。
「B.Cは、それぞれ『大雑把ってなによ笑』『保育園も風邪だらけよ』と、わたしが来ないでと言われたことにはその時は触れず……」
「私はというと、風邪を引いた本人が遠慮しますと言うのではなく、うつるから来るなと言われたことがおかしさしか感じず、腹が立って『わかった、明日はやめとくね』と言ってその後のトークには参加しませんでした」
自分からその場を去った女性だが、実情は仲間はずれにされた形だ。以前からAの行動に違和感を感じていたこともあり、「会う意味を感じなくなり、それ以来そのグループLINEを抜けてAとは連絡を取らないように務めました」と明かす。その後は
「2年後、急に年賀状がAから届き、元気~?笑とメッセージが書いてあったのですが、そっと、ゴミ箱に捨てさせていただきました」
と完全に絶縁したことを綴った。
キャリコネニュースでは「友人と絶縁したことがある人」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/LQ1RHMHG