学生時代は仲良く遊んでいた友人と、大人になるにつれて価値観が合わなくなり、疎遠になってしまうのはよくあることだろう。
「3~4年前に高校時代の友人A子と絶縁しました」と語るのは、都内在住の30代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収450万円)だ。
「学生時代は悪ふざけもしたり、同じ予備校に通ったりと仲は良かったのですが、言動に疑問が湧いてきたのがA子に子どもが生まれてからでした。いわゆるマタニティハイなのかな?というような、相手のことを考えていない発言が多く、今だけかなとほかの友達と話していました」
とA子と絶縁するまでの経緯を語り始めた。(文:福岡ちはや)
Facebookが主流の時期、A子はリア充アピールばかり上げていた
あるとき、女性はA子やほかの友人たちとともに、「ピザでも注文して手抜きランチでもしよう」と計画していた。ランチ会の会場はA子宅。ところが、当日は何十年に一度の大雪で関東全域の交通がストップしてしまい、やむを得ず会は延期となった。
その後、別日にランチ会を予定したものの、今度は参加予定の友人のうち2人が家庭の事情で都合がつかなくなってしまった。LINEで再び日程調整していると、A子から、
「食材買い込んで前日から下準備してるのに、また無駄になる。こっちの予定も考えてくれない?」
と空気の凍る一言が発せられたのだ。しかし、そもそもピザを注文する話になっていたのだから、食材を買い込む必要はなかったはず。
「『勝手に準備をしたのはA子でしょ』と思いました」
「まだそのときはFacebookが主流で、リア充をアピールする内容ばかりをA子は上げていたので、あぁ今回も手作りの料理を友達に振る舞った投稿をして承認欲求を満たしかったんだろうなと思いました」
と冷ややかに綴った。
相手を思いやれないことが積み重なって友達が離れていってるんじゃ?
女性がA子の言動に不満を抱いたのはこのときだけではない。都内のお店に子連れで集まり、集合写真を撮ったときも、A子は自己中すぎる振る舞いをしていた。
「A子が変顔をして写ったので、友達が気を遣ってその写真を使わずにA子もいたことを文章に入れてFacebookに上げたら、(A子は)『私がその場にいなかったみたいじゃん!ひどい、私が写ってるのも上げてよ』と友達の投稿にコメント。極めつきは、その日に友達の子どもの容姿をディスる内容をTwitterにアップ」
当然ながら、子どもの悪口を書かれた友人は、これがきっかけでA子と距離を置くことを決めたという。ほかにも、
「A子と東京メトロを使って都内を移動する謎解きゲームに参加したときに、(A子が)私の引越し祝いとして液体洗剤2本を持ってきて、1日重い荷物を持って歩き回るはめになった」
と振り返り、A子の配慮のなさを嘆いた。
「今にして思えば、A子は私に『子どもが生まれてから大学時代の友達が疎遠になってさみしい。本当今でも付き合ってくれてありがたい』とよく言っていました。こういう自分がやりたい思いが最優先で、相手を思いやれないことが積み重なって友達が離れていってるんじゃ?と思いました」
「A子は最初に思ったマタニティハイではなく、お互い30代半ばのいい歳した大人なのに、“親しき仲にも礼儀あり”がわかっていない自己中な性格になってしまったんだなとわかりました」
ついに女性はA子から遊びに誘われても、「予定が合わない」とはぐらかすように。そのうち、A子から連絡が来ることもなくなり、現在のような絶縁状態に至ったそうだ。
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