「最初から最後まで、盛り上がる所が一つもない、無惨な結婚式でした…」
と義理の妹の結婚で目撃した驚きの結婚式について語ってくれた。(文:okei)
「皆様、シャッターチャンスです!」の声も虚しく…
それは6~7年前、「旦那の妹の結婚式」での出来事だった。会場はおしゃれな場所で、女性の友人も何人か同じ場所で式を挙げているという。
新郎は30代前半、新婦が20代。会場受付は新郎新婦の同年代の友人がしていることが多いが、会場を訪れた女性は
「式当日、受付をしていたのは見知らぬおばさん」
と意外な光景を目にした。
「20代のはずの女性の姿はいつまでもたっても見当たらない。同じく、30代前半の男性の姿もなく、親戚一同とその子供や孫達で埋め尽くされました。チャペルも披露宴会場も、あるはずの人達の姿が一切見当たらない……」
こう新郎新婦と同年代の招待客がいないことを強調したうえで、事情を明かす。
「そうです。 新郎新婦共に、友人が1人も来ていないのです。 呼んだのに来ていない訳ではなく、呼ぶ友人が1人もいないとのことだったのが不幸中の幸い?ということにします。 呼びたくないのではなく、本当に友人がいない、とのことでした……」
なので、意図的に親族のみでの挙式をした、というわけではないようだ。女性は「お見合いでの結婚でしたが、まさかそこまでとは……」と絶句。
「シャッターチャンスのキスやケーキ入刀では、司会者の『皆様、シャッターチャンスです!』の声も虚しく、誰も撮らない…」
と回想した。加えて
「あまりにも普通ではない結婚式なので、旦那の妹である新婦が可哀想すぎて、小学生の娘に『一緒に写真撮ってあげるね』と言ったら、拒否されました……」
と残念なやりとりを吐露。新婦にとって憐れみは不要だったのかもしれない。
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