FIA会長の息子がドバイでの自動車事故で死亡

　FIA会長モハメド・ビン・スライエムの息子サイフが自動車事故で亡くなったと伝えられた。

　中東のメディアで報道がなされた後、アラブ首長国連邦自動車連盟は、3月7日にドバイで発生した自動車事故にサイフ・ビン・スライエムが巻き込まれ、その後、命を落としたことを明らかにした。ビン・スライエムFIA会長はこれについてコメントを発表しない意向であり、プライバシーの尊重を求めている。

　中東ラリーでチャンピオンになった父親同様に、サイフはモータースポーツに情熱を燃やし、2016年から2017年には、UAE F4選手権シリーズに参戦、今年のF1ルーキー、オスカー・ピアストリやローガン・サージェントなどと競った。ドライバーとしてのキャリアに乗り出したサイフだが、最終的には国際的なレースへの野心を抑え、中東に留まることを選んだ。

　FIAはこの事故について詳細を明かしていないが、国内での服喪の期間はイスラムの伝統に従って発表されている。