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ネズミ被害が多い都道府県ランキング、1位は? 25万匹が生息 - 駆除業者が推計

2023年03月10日 10:52  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ホームレスキューは3月7日 、「ネズミの被害件数が多い都道府県ランキング」を発表した。同社の昨年の駆除実績と相談件数約1万9,020世帯を元に集計し、ランキング化した。


ネズミ被害件数ランキング1位は東京、2位は大阪、3位は神奈川、4位は京都、5位は千葉、6位は埼玉、7位は愛知、8位は岐阜、9位は静岡、10位は滋賀だった。



同社によると、最もネズミの被害が多発している東京都内には推計25万匹のネズミが生息していると考えられるという。特に飲食店にネズミの生息域が集中しており、他にも公共施設や企業の自社ビルなどに被害が多く寄せられている。



同社の駆除実績よる統計上、約1万2,500箇所のネズミの生息域が存在すると推計。さらに一箇所のネズミの平均生息個体数は20匹前後確認されていることから、計算すると25万匹(1万2,500箇所×20匹)ものネズミが東京都内に生息していると考えられるという。

計算には下水道を生息域としているドブネズミなどのネズミは含まれていないため、ドブネズミを加算するとさらに多くの個体数が生息していると推測できる。



最もネズミの被害が発生する時期は10月~12月で、秋から冬にかけて被害が増加する。冬に入り、ネズミは12月にかけて民家や飲食店の壁内や天井裏・床下に棲みつき繁殖を繰り返す。建物の中に棲むネズミは栄養を求めて人の住む屋内に現れるようになる。



1月~2月は、繁殖して増えすぎたネズミがネズミ同士の縄張り争いで、建物から追われた個体が屋外に移住するようになる。天井裏で物音が聞こえた場合は争い合っているネズミ同士の音である可能性もある。



2~3月ごろに気温が暖かくなることで室内に留まるネズミは半分以下に減る。屋外に出たネズミは繁華街やゴミ置き場などの食料が豊富な場所に移動。建物内に留まるネズミは、ときおり食料を求めてキッチンなどの食料がある部屋に現れる。部屋の隅のほうに黒い米粒より2・3回り大きな糞を落として回る被害も確認されるようになるという。(フォルサ)