ブラック企業で心身ともに疲弊した人から、体験談が数多く寄せられている。東京都の40代女性（医療・福祉・介護）は、勤務先が「パワハラが当たり前に横行しています」と明かす。
「『専門職（！？）だから昼休みは取らせない』が常態化。何でも『今すぐ』の対応を求める。今の施設は、訳分からない『兼任』システムを濫用していることで、仕事の分担が出来ていない。責任転嫁も異常」
女性は「心身共に疲弊して、労働局に相談するも改善はされない」と苦しい現状を綴っている。（文：コティマム）
「夜勤なので20時定時出勤でも、自発的に16時出勤」
東京都の50代男性（事務・管理）は、過去に6年間働いていた物流大手の現場がブラックだったという。
「クライアントからの攻撃で前任者が異動（心身喪失で無断欠勤後）。（自分が）出勤したらいきなり部署変更。大した教育も引継ぎもされず、手探りで自分でやらねばならない状態」
労働時間もサービス残業が長かったと語る。
「夜勤なので20時定時出勤でも、自発的に16時出勤。朝の6時定時でも報告書や格納書類、日々起きる問題の対処や始末書で帰宅は昼。そしてまた16時出勤と週6でそれを行い、3か月くらいでやっと認められる形に」
自発的に4時間も早く出勤し、翌日昼12時に退勤するとすれば20時間拘束になってしまう。次の出勤までインターバルはたったの4時間だ。そんな日々が毎日続いても、「無論早出や残業などはカウントされず、手取りは15～16万円」だったという。もちろんルール違反というだけでなく、割が合わないにも程がある。
男性は「今思えば6年もよく働いたと感じます」と、もっともな感慨を綴った。
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