「節約=我慢」というネガティブなイメージがあるが、世の中には息をするように節約生活を送っている人もいる。生活に困らないだけの十分な収入があるにもかかわらず、だ。
年収600万円を稼ぐ40代後半の男性(群馬県/企画・マーケティング・経営・管理職)は、
「自宅内で着る服や使用するものは、多少の破れや傷があっても、着心地や使用感がよければ使い続けてしまう」
「詰め替え用のシャンプーや洗剤をボトルに移す際、最後は逆さにして最後の1滴まで取れるよう1時間くらいそのままにする。(ものを)購入する際は、最小単位のコストを計算比較して購入する」
と貧乏性ぶりを告白。むやみにものを買わない、無駄を出さないことは、お財布だけでなく環境にもやさしいだろう。(文:福岡ちはや)
服代を徹底削減「リサイクルショップを活用。旦那は同じ服を着ている」
年収が700万円ある40代後半の女性(埼玉県/教育・保育・公務員・農林水産・その他)も、根っからの貧乏性だ。その生活について次のように語る。
「食品は週に1回格安のスーパーでまとめて購入し、それ以外買い物は行かない。日用品はドラッグストア。コンビニは行かない。洋服はリサイクルショップを活用」
やはり無駄な買い物をしないことが、節約への第一歩のようだ。女性はさらに、
「旦那に関しては、そもそも洋服は買わず、同じものを着ている。子どもは3人いるが、文句を言うまではお下がりを活用。水筒・弁当は当然。エコキュートでお湯の量が決まっているので、お風呂は冷める前に入り、追い焚きはさせない。トイレの便座、温水は季節で温度を調整する」
と家族全員で節約励行していることを明かした。
「出張でも外食せずお弁当を買う。スマホは最低3年使う」
年収1200万円の40代後半の男性(埼玉県/専門職/コンサルタント・士業・金融・不動産)は、「どこでも飲み物は持参」するレベルの貧乏性。しかも、
「水のペットボトルを取っておき、水道水を入れてあたかも買ったかのように使う」
という。たしかにこれなら、男性が水道水を飲んでいるとは誰も思わないだろう。男性はほかにも、
「コンビニでは買わず、スーパーかドラッグストア。出張でも外食せずお弁当を買う」
「クーポンは自然と使うときだけ使い、使うために買わない。今でもADSL、もちろん格安SIM。服はGU、ワークマン、もっと安いディスカウント店。ユニクロで買うときはワゴンセール。お酒はプライベートブランドの発泡酒か、パック系日本酒。スマホは最低3年使う」
とこだわりを述べていた。年収1200万円でこの生活なら、相当なスピードでお金が貯まっているのではないか。
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