「喫煙者への締め付けがあまりにも厳しくないか?」と嘆く声を紹介したキャリコネニュースの記事に、大きな反響があった。これに伴い「たばこ休憩について思うこと」を募ったところ、非喫煙者である30代前半の女性(北海道/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収500万円)から、職場の喫煙状況について
「たばこ休憩は当たり前のようにあります。 分煙などはされておらず、屋外で吸うことも無いので、毎回空気が霞むほどたばこの煙が漂っています」
という投稿が寄せられた。
「いまだに昭和の如く喫煙の習慣が根強く残っています」
女性は健康への影響や地域性をこう明かす。
「たばこの煙を吸うと頭痛や目の充血、吐き気や息苦しさを強く感じるので、喫煙者が自由にたばこを吸える空間は私にとっては正に地獄です。記事に女性の喫煙率が低いとありましたが、北海道では女性の喫煙率がとても高いです。 一部を除き、ほとんどが田舎なので誰も咎める者はおらず、いまだに昭和の如く喫煙の習慣が根強く残っています」
同じく非喫煙者である20代後半の男性(兵庫県/サービス・販売・外食/年収350万円)も、「地方の農業協同組合勤務です。職場には喫煙者のほうが多く、喫煙者優勢の雰囲気が根強いです」と喫煙自由な職場の環境を苦々しげに綴っている。
「たばこ休憩はもちろんあります。 吸いたくなったら吸いに行き、さっき吸ったばかりでもまた吸いに行くので、たばこ休憩という風に言うこともありません。ただ吸いたいように吸うだけ、普通の喫煙です。携帯に電話がかかってきたら、電話しながら喫煙スペースに行ってしまって話しながら吸ったりしています」
他方、20年前と現在を比較したのは非喫煙者で40代前半の女性(宮城県/事務・管理/年収250万円)だ。
「20年位前は上司が1日に何度もタバコ休憩をとり、その度部下や同僚を誘って連れ立っては喫煙所に行っていました。冬は寒くて喫煙所まで行くのが億劫という理由で事務所隣の印刷室で吸い出していました。喫煙者の方が多かったし、先輩女性方も上司と同年代位なので男性がタバコを吸うのは当たり前、女性は口出ししない、という職場の雰囲気もありました」
喫煙者の多さや男性優位の側面も強かったことから、たばこが当たり前の環境だったようだ。しかし、現在は様変わりしているという。
「今は喫煙者と非喫煙者の比率が逆転し、喫煙者は副流煙もあるし昼休みに車内で吸う、と周りに気を使ってくれています。非喫煙者はタバコ休憩に代わるものがないので喫煙者がタバコ休憩といって中座するのは単純にサボりだと思います」
こう女性がきっぱり言えるほど、この職場は分煙が進んだのだろう。禁煙の動きが広がった現在でも、職場によって状況は違うことがうかがえた。
※キャリコネニュースでは「たばこ休憩について思うこと」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/UO4Y7MO8