お酒を飲んだあと電車に乗り、ふわふわと気持ちよくなって寝過ごしたという経験がある人も多いだろう。東京都の20代男性(営業 /年収300万円)は、
「目が覚めた時には1時を過ぎており当然終電はありませんでした」
と衝撃的な体験を綴った。(文:草茅葉菜)
「本当に一文無しで途方に暮れた私は『行けるところまで歩いてみよう』と思いました」
男性は8年ほど前、とあるライブを見た後友人たちとお酒を飲み「いい感じに」酔っぱらっていた。その時点ではまだ記憶があり、元気だったという。
しかし京浜東北線の田端で友人と別れた男性は、そのまま席に座ってすぐに寝てしまったというのだ。男性の最寄り駅は京浜東北線の王子駅だったため、田端からは2駅しかなかったものの
「目が覚めた時には磯子駅」
で、駅員さんに起こされたという。「何が起きたのか理解できなかった」と綴る男性。どうやら
「田端駅から大宮駅(終点)まで行き、折り返した先の磯子駅(終点)に着くまで目を覚まさなかった」
ようだ。友達と別れた時刻は23時頃。目が覚めた時は既に深夜1時を過ぎており、当然終電はなかった。しかも当時大学生だった男性は財布の中に500円程しか入っておらず、
「駅員さんにも事情を説明して何とか持っていたお金だけ渡して改札を出してもらいました」
と明かす。そこから銀行に行き、お金を下してネカフェなどで時間をつぶそうと思ったものの…当時はゆうちょ銀行しか使用しておらず、その時間は取扱時間外だったという。そして男性はとんでもない判断を下す。
「当然PayPay等もまだなかった時代だったので、本当に一文無しで途方に暮れた私は『行けるところまで歩いてみよう』と思い、夜通し知らない土地を歩きました」
かなり過酷な帰宅方法を選択した男性。当時をこのように振り返った。
「11月だったこともあり若干の肌寒さを覚えながらも歩き続けて、銀行が使えるようになる7時頃には横浜駅まで到着しました。大学生だったため仕事等への影響はなく、その後は普通に帰りましたが本当に忘れられない経験です」
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