恋人に裏切られた記憶はいつまでも心に残り続ける。北海道に住む50代の女性（離婚または死別し、現在は独身／教育・保育・公務員・農林水産・その他／年収100万円未満）は、恋人に裏切られたエピソードを語ってくれた。
女性は高校生の頃、2つ歳下の「弟の友達」が好きになり、一度は告白をしたものの振られてしまう。しかし「私が24歳になった頃、彼から連絡があり、付き合って欲しいと言われ付き合う事に」と数年後に思いがかなった、かに見えた。（文：okei）
「2か月くらい食欲がなく、食べたら吐いてしまい……」
「凄くうれしかったですが、彼はお金使いが荒く、パチンコによく連れて行かれ、お金を貸す回数も増えました」
どうやら彼氏は女性の懐をアテにしていたふしがあったようだ。そんなある日、彼の友人に彼女がいないため「私の職場の仲の良い人を紹介して欲しい」と頼まれ、言われるまま紹介した。
「その日は時間も遅かったので、彼と彼の友達が彼女の家まで送ってくれる事になり、私もほっとしてました。それから数日後、彼と連絡がとれなくなり、私が紹介した彼女に、突然の告白をされました」
それは衝撃の言葉だった。
「（私の）彼と付き合っているから、もう電話とか一切しないで。迷惑だから」
なんと彼氏の友人に紹介したはずが、彼氏を寝取られてしまっていたのだ。いきなりそう言われた女性は
「なにも言えなくなり、家に帰ってから凄い大泣きし、2か月くらい食欲がなく、食べたら吐いてしまってました」
と打ち明けた。職場ではなぜか彼女の嫌がらせに遭い、彼女は「彼に買って貰った洋服などを見せびらかす」ありさまだったという。そんな中、職場で事件が起こる。
「職場の人の財布紛失、金品がなくなる事が増えました。最終的な結果、私から彼を奪った彼女が職場の人達の金品を盗ったのがわかり、退職させられました」
元彼の恋人になった同僚女性は、盗みを働くようになっていたというから驚きだ。しかも
「後でわかった事ですが、盗んだ金品は、彼に貢いでいたそうです。自分の働いていた給料で足りなかったらしいです。今考えると、あの時彼に振られて良かったと思っています」
と顛末を綴った。悪い縁を断ち切れたことは不幸中の幸いだったのかもしれない。
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