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DARK NIGHTMARE初単独!2人の絆で辿り着いた“最高の悪夢”、CGライブもお披露目

2023年03月04日 20:40  コミックナタリー

コミックナタリー

「DARK NIGHTMARE 1st EVENT 俺たちとバキろうぜ!! by IdolLandPripara」より。
アニメ「アイドルランドプリパラ」に登場する男子アイドルチーム・DARK NIGHTMAREの初の単独ライブイベント「DARK NIGHTMARE 1st EVENT 俺たちとバキろうぜ!! by IdolLandPripara」が、本日3月4日に東京・大手町三井ホールで開催された。当記事では昼公演の模様をレポートする。

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DARK NIGHTMAREは男子プリパラの地下ステージ“ヤミプリ”のトップアイドルチーム。2020年12月に舞台「WITH byIdolTimePripara」で初登場して以来、「プリティーシリーズ」のライブなどへの出演を重ね、念願の単独イベントの実現に至った。会場の大手町三井ホールはステージの奥がガラス面になり、光にあふれた明るい空間。ここで“ヤミプリ”のライブが行われることに集まったファンが戸惑う中、開演を告げるおなじみのチャイムが鳴る。しかしその音は激しい照明と音に遮られ、ガラス面にもカーテンがかかり、会場は暗闇に包まれた。「忘れられない、最高の悪夢を見せてやるよ!」という掛け声とともに大江戸シンヤ役の河合健太郎、ウシミツ役の鵜澤正太郎がステージに登場すると、観客は大きな拍手と歓声で2人を出迎えた。

イベントはDARK NIGHTMAREの始まりの曲である「DARKNESS SOUL」のライブからスタート。激しい曲調とは裏腹に、河合と鵜澤は満員のファンの姿をうれしそうに見つめながら歌う。曲が終わりファンの「いいぜ!」コールに包まれると、コロナ禍以降に活動を始めた2人にとって初めての声援に、顔をほころばせた。拳を振り上げて盛り上がる男性の姿も多く、「野太い『いいぜ!』が聞こえます!」と笑顔の河合。ウシミツの長い口上にシンヤがツッコミを入れる場面も再現しながら、改めてDARK NIGHTMAREの名乗りを披露した。

ここからはDARK NIGHTMAREの歴史を辿るトークコーナーへ。舞台「WITH byIdolTimePripara」で初対面だった2人は、同い年で名前も似ており仲良くなるのも早かった、と振り返る。この日もお互いに用意したお揃いのタトゥーシールとミサンガを身に着けた河合と鵜澤。終始のびのびと会話を繰り広げる2人の様子からも、その絆が伝わってきた。また初の「プリティーシリーズ」合同ライブへ初出演した2021年5月の「Pretty Festival」は「僕らにとって転機になったライブ」と回顧。男プリのトップアイドルチーム・WITHの存在にも触れると、ライバルに負けない活躍への意気込みを示すべく、WITH「DANCE PRINCE」のカバーを披露した。客席からも驚きの声が上がったカバー曲は、WITHよりもどこかワイルドな印象。歌い終えると2人は緊張が解けたというふうに笑顔を見せた。

続いてのトークコーナーでは、ステージの上に目隠しを用意しての早着替えを披露。この日の新衣装から順番に“私服衣装”に着替え、鵜澤は客席へサプライズで登場し会場を湧かせた。ここでは過去出演した舞台のさまざまな名場面を振り返り、その流れから舞台「DANPRI STAGE -アイドルランド・オブ・ザ・デッド-」でWITHとともに歌った「Re Alive」を2人バージョンで歌唱。「お前らの夢、言ってみろ!」とセリフもアレンジしながら、ドラマチックな楽曲で会場を盛り上げる。さらに続けて新曲「ambitious life!!」をお披露目。頂点を目指す野心を表現した歌詞や、チーム名の激しいコール&レスポンスも盛り込まれつつ、2人の絆や優しい面も感じさせるような楽曲で、新たな魅力を見せつけた。

今度は2人揃って、おなじみのライブ衣装へ早着替え。河合と鵜澤は客席から姿が見えない間も声で掛け合いをしたり、「手拍子が小さくなってないか!」と呼びかけたりと、ファンを楽しませることに余念がない。着替え終えると、「とっておきのナンバー」「闇プリに革命を起こすのでござる!」と宣言し、こちらも新曲の「Raiding Warriors」を披露。拡声器を使って観客を煽り、激しいダンスでヤミプリアイドルならではの力強さを見せる。さらに「We're never ever」を畳みかけ、イベントのクライマックスに向けて会場のボルテージを高めていった。

最後の楽曲を披露する前に、2人から改めて挨拶の言葉が贈られる。鵜澤は「『プリパラ』って夢が叶うんだな」と感慨深げに語り、「自分1人じゃ何もできなかった。皆様のおかげで、この単独公演が開催できたと思っています」「愛を持って精一杯ぶつかっていきたいと思います」と今後の意気込みを述べる。河合は「ダクメアのファンの方ってこんなにいたっけ(笑)」と切り出してファンを笑わせつつ、満員の客席を前に「この会場を埋められるかすごく不安でした」と素直な言葉で心中を明かす。初めて歓声を聞けたことや、集まったファンの思い思いの服装や持ち物にも触れ、「すごくあったかい雰囲気でイベントができてうれしいです」と、アットホームな空間をともに作り上げた観客に感謝を伝えた。

イベントのラストを飾ったのは、この日二度目の「DARKNESS SOUL」。サビに差し掛かったところで、スクリーンにDARK NIGHTMARE初となるキャラクターのCGライブ映像が映し出されると、客席からは悲鳴のような歓声が漏れた。思わぬサプライズを受け、座席が揺れるほどのヘッドバンキングで盛り上がる観客。中には涙ぐむ姿も見られ、そんな光景を目にした2人は「皆さんが応援し続けてくれたおかげです!」と感謝の言葉を贈るだけでなく、客席通路に降りて隅々まで手を振る。そしてウシミツの「ドロンでござる!」、シンヤの「テメェら、またな!」というセリフで昼の部を締めくくった。

ライブの模様は生配信され、アーカイブは3月19日まで配信中。またこの日披露された「DARKNESS SOUL」のCGライブを使った、アニメ「アイドルランドプリパラ」3話の特別バージョンも近日公開予定だ。

(c)T-ARTS / syn Sophia / ILPP