Text by CINRA編集部
映画『NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地篇』が4月1日から公開。メインビジュアル、場面写真が到着した。
1989年の結成以降、中心人物である不破大輔を除き離合集散を繰り返しながら、現在も活動を続ける渋さ知らズオーケストラ。2019年に結成30周年を迎えた。
同作は、不破自身がその原点や印象深いエピソードを語ると共に、黎明期の元メンバーたちがこのバンドで過ごした時間と演奏を振り返りつつ、「渋さ知らズ」の実像に迫るドキュメンタリー。監督は、2019年に京都大学西部講堂での『渋さ知らズオーケストラ~天幕講堂渋さ西部大祭』を記録した佐藤訪米が務めた。
出演者は不破大輔、佐々木彩子、渋谷毅、林栄一、のなか悟空、加藤崇之、山本精一、金平茂紀、大友良英、戌井昭人、山下敦弘ら。
【佐藤訪米監督のコメント】
2019年、結成30周年をむかえた「渋さ知らズ」。
京大西部講堂におけるライブ撮影に始まった今回の作品は、不破大輔さん、佐々木彩子さん、私と、三者の視点をあわせて渋さ知らズの軌跡をふり返るとともに、次なる“渋さ”の展望を垣間見たものです。ミュージシャンたちは撮影当時のコロナ渦、ライブ活動もままならない状況でした。ライブハウスはもちろん、飲食業や劇場をはじめ、ほとんどの業種において厳しい時期だった。皆が皆、生活することを脅かされていたのです。私たちが表現できることはなにか。それはなりふり構わず「生きる」ということでした。すなわち“ライブ”です。すべての生きる人々に忘れて欲しくない一瞬です。
『NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地篇』©MIMIOXNOODLES PRODUCTIONS
『NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地篇』©MIMIOXNOODLES PRODUCTIONS