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BMW史上最高に欲張りなSUV? ワンプライス2,130万円の「XM」が日本初公開!

2023年03月03日 13:32  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
BMW「XM」が日本初公開となった。BMWのSUVシリーズで初めてとなる「M」専用モデルであり、M専用モデルで初めてのプラグインハイブリッド車(PHEV)となるXMは、究極の走りと極上の快適性というアンビバレントな魅力が同居する欲張りな1台に仕上がっている。


○獰猛なラグジュアリーカー?



ビー・エム・ダブリューは原宿の「ヨドバシJ6ビル」(渋谷区神宮前)にてポップアップ・エキシビジョン「FREUDE by BMW - CONNECTED THROUGH TIME」を開催する。期間は3月4日から4月4日までで入場は無料。会場にはBMW史上2台しかないM専用モデルの「M1」と「XM」が展示してある。


MモデルはBMWが開発する高性能マシンのこと。中でも、M専用に開発されたモデルはM1とXMしかないそうだ。例えば「M3」という高性能車は「3シリーズ」のMモデルという位置づけなのだが、XMは何かのMモデルではなく、M専用に作ったクルマなのである。「Mとラグジュアリーの融合であり、運転のみならずBMWブランドの伝統を最も感じられるクルマ」というのがビー・エム・ダブリュー社長の長谷川正敏氏さんによる解説だ。


XMのフロントデザインはBMWのラグジュアリーモデルが採用している上下2分割のツイン・サーキュラー&ダブル・ライトが目を引く。キドニーグリルはクロームの縁取りで高級感が増している。サイドで目立つのはウィンドウを囲む「アクセント・バンド」だ。


インテリアはMらしい意匠とラグジュアリーが併存する独特の雰囲気。運転席周りは専用のMレザー・ステアリング・ホイール、赤のエンジン・スタート/ストップボタンを備える一方、リアには独自の「Mラウンジ・コンセプト」を取り入れ、ゆったりと快適に過ごせる空間を作り出している。


XMはMのパフォーマンスとBMWが培ってきたラグジュアリーカーの知見が同居する欲張りなSUVだ。Mにふさわしい走行性能を持ちながら、例えばガラスの厚さは「7シリーズ」と同等で静粛性が高かったりと快適性の追求にも余念がない。クルマ本来の走りの楽しみを追求するMモデルには本来ならば装着しない後輪操舵機能も、XMには付いている。このクルマがあればスポーティーな運転も楽しめるし、後席に乗って静かで快適な移動体験を味わうこともできるわけだ。



内装は4色、ボディカラーは7色から選べて、ホイールのサイズも選択できるXMだが、日本仕様な何を選んでもワンプライスの2,130万円。とても高級だが、長谷川社長によればラグジュアリーな商品の市場にはコロナ以降もしっかりと需要が残っているどころか、モノによっては2桁成長を見せている分野すらあるそうなので、XMの売れ行きについてもあまり心配することはないのかもしれない。(藤田真吾)