職場で劣悪な環境に置かれた末、1年足らずで退職した女性から経験談が寄せられた。40代女性(神奈川県/web・インターネット/年収450万円)からの投稿で、現在は転職しているが、その前は派遣社員として電子書籍の編集に携わっていたという。(文:林加奈)
「あまりにも人が居つかず、派遣もすぐ逃げる」と噂になる
前職の勤務先が「渋谷という好立地の自社ビルなのに」と前置きし、こう語っている。
「よほど資金繰りが悪かったのか、まさかの冷暖房使用禁止!清掃も年1回。みんな喘息やアレルギーを発症して辞めていく」
実際に、女性は10か月の勤務で気管支炎を発症したという。劣悪な環境をこう明かす。
「業務で使う文房具すらすべて私物で賄う。紙1枚、ボールペン1本すら支給されない。正規雇用の社員たちは役職者の誕生日には献金しないとならず、苦労している様子でした。正社員はどんなにハードな業務でも役職がないと月の手取りは20万以下」
「チンピラみたいな役職者がたくさんいて、虫の居所が悪いとエレベーター内で理由もなく殴られることも(男性限定で)。電気代節約のためかエレベーター禁止の日などもあり、経験した中では悪い意味で最も印象に残る会社でした」
ケチなうえにパワハラも横行する職場だったとは驚きだ。現在はまともな会社に転職に成功し、気管支炎も治ったという女性。派遣会社からあとで聞いた話によると
「あまりにも人が居つかず、派遣もすぐ逃げるため、派遣会社の間では『あの会社とは取引するな』という噂が流れ、ブラックリスト入りしたそうです」
と、予想通りの顛末を綴ってくれた。
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