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豊田スタジアム競技場内でのSS実施も計画。WRCラリージャパン2023開催概要が発表

2023年03月03日 00:00  AUTOSPORT web

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豊田スタジアムは昨年11月に開催された『ラリージャパン2022』において、サービスパークが設置されたほかオープニングセレモニー、セレモニアルスタート/フィニッシュ、表彰式などが行われた。
 3月2日、ラリージャパン事務局は、今年11月に開催を予定するWRC世界ラリー選手権の日本ラウンド『フォーラムエイト・ラリージャパン2023』の開催概要を発表した。

 昨年、2010年以来12年ぶりに“復活”したラリージャパンは2023年も、すでに開幕しているWRCシーズンのフィナーレイベントとして、愛知県と岐阜県の2県にまたがるかたちで開催される予定だ。

 開催地として発表されたのは愛知県岡崎市、豊田市、新城市、設楽町、岐阜県の中津川市、恵那市の5市1町で、いずれも前年から変わりはない。またラリーの拠点となるサービスパークも、引き続き豊田市の豊田スタジアムに置かれることとなった。

 一方、その豊田スタジアムでは競技場内にスペシャルステージ(SS:競技区間)を設営し、競技を行う構想があることが明らかにされた。さらにラリーの迫力や、紅葉に染まった美しい日本の秋の魅力を体感できる山間部でのコースを設置するほか、岡崎市中央総合公園にSSを新設することも検討されているという。

 大会の目玉となりうるこれらの構想を練る同事務局は、11月16~19日に開催されるイベントに向け、『ENJOY! RALLY JAPAN』というコンセプトを設定。これを合言葉にラリーファン、チーム、開催地の方々とともにラリーの魅力を存分に楽しめる、環境に優しい大会づくりを目指すとしている。

■ENJOY! RALLY JAPANの軸
1. WITH FANS/ファンとともに
2. WITH TEAMS/チームとともに
3. WITH HOSTTOWNS/開催地のみなさんとともに
4. WITH EARTH/環境にやさしい大会づくり

 また、開催概要の発表にあわせて大会キービジュアルも公開された。日本の里山をイメージした背景が描かれた3種類のビジュアルには、WRCのトップカテゴリーに参戦しているトヨタ、ヒョンデ、Mスポーツ・フォードのラリーカーがデザインされている。これらのキービジュアルは今後、ポスターなどに活用される予定だ。

■WRC第13戦ラリージャパン2023 大会概要
大会名称:FIA世界ラリー選手権(WRC)フォーラムエイト・ラリージャパン2023
開催日程:令和5年11月16日(木)~19日(日)
開催場所:愛知県(岡崎市、豊田市、新城市、設楽町)、岐阜県(中津川市、恵那市)
サービスパーク:豊田スタジアム(豊田市千石町)
主催
 トヨタ・モータースポーツ・クラブ
 特定非営利活動法人M.O.S.C.O.
 豊田市
興行主体
 ラリージャパン2023実行委員会(豊田市、恵那市、トヨタ・モータースポーツ・クラブ、特定非営利活動法人M.O.S.C.O.、豊田まちづくり株式会社で構成)