転職活動を経て新しく決まった仕事をすぐに辞めてしまうのは、もったいないと思う人もいるかもしれない。しかし、求人情報の仕事内容と実際の仕事が異なるなら、退職もやむを得ないかもしれない。
愛知県の50代女性(サービス・販売/年収300万円)は、歯科医の受付として働き始めたが、「新しくできた分院で採用をいただいたのに、『忙しいから』と本院で勤務しました」と、いきなり勤務場所が本来とは違っていたという。(文:林加奈)
「午後より午前の方が暇だという理由で午前の時給が安かった」
それだけでなく
「受付とは名ばかりで時間内に一度も椅子に座ることはなく、歯のかぶせ物の注文や納品伝票などの処理ばかりさせられていました。また、託児所がある歯科医院だったため、受付業務を差し置いて、抱っこ紐で小さいお子さんの面倒を見なくてはいけませんでした。それって託児所と言えますか?」
確かに、小さい子どもがいる親にとって託児所がある歯科医院はありがたい存在だ。しかし、受付業務の傍らで子どもの面倒をみることを「託児所」と言われても違和感しかない。
ほかにも「試用期間は時給計算で給料が計算されますが、午後より午前の方が暇だという理由で午前の時給が安かった」ために、3週間で退職を決断したと綴っている。
試用期間中だったが「無理して本採用まで我慢しても、あの院長のもとでは働きたくありません」と、退職に後悔はない様子。なお、募集とは違う仕事をさせられていた人は他にもいたらしく
「経理で採用された方も、歯科衛生士さんのような仕事をさせられ苦労していました。募集した仕事でない内容を押し付けられるのは迷惑です」
と回答を締めくくっていた。
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H