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【エリアをまたいだ成婚】都内婚活者の6割が都民同士で成婚、2番目に多いのは?

2023年03月02日 12:01  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
結婚相談所ネットワーク「⽇本結婚相談所連盟」を運営するIBJは、結婚相談所における「エリアをまたいだ成婚ランキング(東京都)」を公開した。



新型コロナウイルス感染症による地方移住の影響で、「東京一極集中」が緩和されていたが、2022年の住民基本台帳人口移動報告では、「転入超過」の超過幅が3年ぶりに拡大したことがわかり、「東京一極集中」が再加速している。



そこで今回は2022年度の「エリアをまたいだ成婚ランキング(東京都)」を公開し、都内の婚活者の成婚にどのような特徴があるのか調査した。対象データは、日本結婚相談所連盟(IBJS)の登録会員。


都内婚活者のエリアをまたいだ成婚ランキングにおいて1位は都内同士(58.4%)。2位は神奈川県(18.1%)、3位は埼玉県(9.6%)、4位は千葉県(8.5%)、5位は茨城県(1.3%)という結果に。コロナ禍において働き方や生活様式など変化しているが、都内同士で成婚する割合は2019年(57.9%)と比較しても変動はなかった。

マッチングアプリの普及と共に利用者の裾野が広がり、結婚相談所を利用する人も増加。特に、20~30代においては、「タイパ」や「コスパ」を意識して入会する人もいる。



そのような中で、都内婚活者のうち、20代は7割以上、30代は6割以上が東京都外出身となっている。2022年の住民基本台帳人口移動報告にて、東京圏は9万9519人の転入超過であることを発表し、今後さらに増加することが予測される。進学や就職などを機に上京し、新しいコニュニティを築くのがコロナ禍において難しくなっているのかもしれない。



「東京都への流入人口のランキング」※と比較すると、神奈川県(1,068,505人)、埼玉県(936,100人)、千葉県(716,881人)、茨城県(67,282人)の順に都内への流入人口が多く、エリアをまたいだ成婚ランキングと比例することから、ベッドタウンによる通勤の流入人口と一致している。



一方で、東京都と隣り合っている山梨県では都内の人と成婚する割合が低くランク外、交通網による環境要因が大きく関わっていると思われる。隣県であっても、お見合いに費やす交通費や時間がかかるほど成婚する割合は低く、群馬県や栃木県においても同様の結果となるが、反対に地域に根差した成婚は高いと言える。



※報道発表資料2018年3月総務局「東京都の昼間人口」(従業地・通学地による人口)の概要(エボル)