どんな会社に入っても、酷い上司に当たれば「配属ガチャ」に外れたと言えそうだ。ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)として年収1000万円を稼ぐ40代女性(東京都)は、「配属ガチャ」と聞いて思うところをこう語る。
「もっと前からこの言葉があればよかったのに……と思います。外れの時は、『次のガチャだ』と気楽に前向きに考えられそうです」
「私の入社までにパワハラで3人辞めていました」
確かに、しょせんは「ガチャ」と捉えれば、ハズレがあってもいつかは「アタリ」が出ると希望も持てる。女性がそんな慰めを必要としていたのは、こんな上司のもとで働いていたときだった。
「入社早々、業務の説明もなく『パフォーマンス悪ければ評価を最低にして、この会社にいられなくしてやる』と言った部長がいました」
いきなり脅しをかけられて、パフォーマンスが上がるだろうか。案の定、この上司は退職者を続出させていたようだ。
「私の入社までにパワハラで3人辞めていました。自分のインフラのプロジェクトが終わるまで頑張りましたが、この部長のシステムのプロジェクトは大きな失敗になり、私が転職する前に会社から首になっていました」
この上司は、「大きなコンサル会社出身」だったがシステムの知識はなかったことを、女性は後になって教えられたという。
キャリコネニュースでは「配属ガチャについて思うこと」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/XBP0NVJA