企業の面接を受けていると、奇妙な体験をすることもあるようだ。愛知県の20代男性(公務員/正社員・職員/年収350万円)は、
「面接官の目が泳いでいて、緊張していることが確認できました」
と自身の体験を振り返る。(文:草茅葉菜)
「隣の面接官は吹き出していた」
「面接官が終始緊張していました」と綴る男性。何故それが分かったのかという点については
「椅子の横に立ち、名乗ろうと面接官にアイコンタクトをすると、面接官の目が泳いでいて、緊張していることが確認できた」
と明かす。名乗った後着席すると、
「〇〇さん、緊張していますか?」
と緊張した声で聞かれ、隣の面接官は吹き出していたという。男性は「最初は自分が笑われたかもと不安になりました」と綴る。次に「朝ご飯を食べましたか?」と聞かれ、「食べました!」と答えると、
「そうですか、それは良かったですね」
と言われ、面接が始まった。
「アイスブレイクのつもりなんでしょうが、クローズドクエスチョン1問だけだと、アイスブレイクどころか、アイスメイキングだと思います」
と呆れたように語る男性。クローズドクエスチョンとは「はい」か「いいえ」など回答を限定する質問で、答えやすいが話は広がらない。志望動機の質問でも、「〇〇がやりたいとありますね」などと相槌を打つしかないやり取りが続いたという。男性は
「志望動機の欄の最後の1行に聞きたいことがあったらしく、最後の1行のことを聞くために、このようなやりとりが続いた」
と推測した。その際「こちら側でここまで全て読んでしまってすみません」と謝られたという。これに対し男性は
「謝るならやるなって話ですよね。ここで謝罪がなければ、こういう面接なのかも?という理解もできなくはないですが、謝罪があったことで、向こうもミスを認めたんだなとこちらとしては感じてしまいます。質問の仕方という重要な場所での謝罪なので、『ちゃんとした面接ができなくてすみません』とも聞こえてしまいます」
と冷静に分析。「第一、就活生の目から緊張しているなと感じる人に正確な評価ができるんですかね」と自身の珍しい経験を振り返った。
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