ブラック企業を経験したことがある人は多い。広島県の50代男性(建築・土木技術職/年収500万円)は、
「その会社のホームページは土日祝休みになっております」
と以前働いていた会社でのエピソードを教えてくれた。サイトではあたかも完全週休二日制のように記載されていたが、募集内容から面接、入社と進むうちに内容が変わっていったようだ。(文:コティマム)
勤務は8時から、実際は7時集合
つまり求人募集と実際の労働条件が違っていた。
「募集内容から『休みは日曜祝日プラス1日』となっており、面接では『忙しい時は土曜出勤あります』と言われておりました。が、入社して『休みは日曜日と月1回土曜日があるだけ』でした」
いつの間にか祝日休みも消える始末だ。さらに、サービス労働もあったという。労働時間は8時から17時になっていたが、「7時に会社集合して現場に8時に入ったとして、最初は時間外1時間を申請して」いたという。ところが
「2か月経って『うちは中小企業なので時間外のお金が払えない。どこの中小企業も時間外を払ってない』と、申請をしないようにと言われました」
無賃労働を正当化してくるブラックぶり。しかも、男性はある日突然クビを言い渡されることになった。
「3か月経っても労働条件通知書もいただけず、いきなり『3か月間出張に行け』と言われ、断ったら解雇通知書を渡されました。自己都合退社にはしてもらったが酷い会社でした」
と会社の理不尽なやり方を回想していた。
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