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イブニングが23年間の歴史に幕、最終号に「アザゼルさん。」「ギャングキング」読み切り

2023年02月28日 12:10  コミックナタリー

コミックナタリー

イブニング6号
イブニング(講談社)が本日2月28日発売の6号をもって休刊。最終号に久保保久「よんでますよ、アザゼルさん。」と柳内大樹「ギャングキング」の読み切りが掲載された。

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2001年に月刊イブニングとして創刊されたのち、2003年より第2・第4火曜日発売の月2回刊行となった同誌。休刊することは昨年12月に伝えられていた。約4年ぶりの描き下ろしとなる「よんでますよ、アザゼルさん。」の読み切りはセンターカラー付きで登場し、イブニングの休刊を知ったアザゼルさんたちを描写。また「ギャングキング」の読み切りは、完結から2年後、夢を追いアメリカに渡ったジミーたちの“その後”が描かれている。久保は「イブニングが休刊…!? 熱い想いをペンに込めました。構想4年、笑いあり涙あり超感動巨編15ページです」、柳内は「連載を開始した頃にイメージしていた、ギャングキングの本当の最終回です!」とコメントを寄せた。

なお休載後の各作品の移籍先も発表された。真船一雄「K2」、久慈進之介「陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬」、フジモトシゲキ「ハードボイルドマタタビビバップ」、五十嵐律人原作による束ユムコ「法廷遊戯」、市川マサ「正義と極道」、松本明澄「立ち飲みご令嬢」、赤名修「賊軍 土方歳三」、天樹征丸原作によるさとうふみや「金田一37歳の事件簿」、小林まこと「JJM 女子柔道部物語」、日本橋ヨヲコ「少女ファイト」、木城ゆきと「銃夢火星戦記」、サライネス「誰も知らんがな」は、コミックDAYSで順次連載開始。また松本ひで吉「いきものがたり」はモーニング(講談社)にて不定期連載される。さらに第1部が完結した出端祐大「ふたりソロキャンプ」はコミックDAYSに特別番外編が3話掲載されたのち、第2部がモーニング(講談社)でスタートする予定だ。詳細はイブニングの公式サイトで確認を。

なお秋田・横手市増田まんが美術館で「さよならイブニング原画展」と題した展示イベントが行われる予定だ。

■ 久保保久コメント
イブニングが休刊…!? 熱い想いをペンに込めました。構想4年、笑いあり涙あり超感動巨編15ページです。カラーもあるよ!何卒よろしくお願い致します…!

■ 柳内大樹コメント
連載を開始した頃にイメージしていた、ギャングキングの本当の最終回です!