1歳4カ月で体重が27キロある男児(画像は『The Sun 2023年2月23日付「BABY BRUISER My massive 16-month-old boy weighs more than an EIGHT-year-old and wears his dad’s clothes over his XXXL nappies」』のスクリーンショット) 1歳4か月にして、体重が27キロに達したインドネシアの男児が注目されている。これは日本の8歳男児の平均体重並みで、現在肥満の原因について検査が行われているという。インドネシアのネットメディア『detikHealth』などが伝えた。
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インドネシア西ジャワ州北西部ブカシ地方に住むムハンマド・ケンジ・アルファーロ君(Muhammad Kenzi Alfaro)は、1歳4か月で体重が27キロある。日本の同年齢の男児の平均体重は10キロ弱であるから、一般的な子の2.5倍以上の大きさだ。
母ピートリアさん(Pitriah)はムハンマド君を帝王切開で出産、生まれた時は体重4.5キロ、身長48センチで、群を抜いて大きく生まれたわけではないようだ。
専業主婦のピートリアさんは「私は母乳をあげることができず、乳児用調製粉乳を与えていたわ。ただ稼ぎ手は夫だけで、家計が苦しい時は水で薄めたコンデンスミルク(練乳)を使わざるを得なかったの」と明かし、こう続けた。
「ムハンマドの体重が増え始めたのは生後6か月頃で、体重を量るたびに1キロ単位で増えていったわ。そして生後7か月になると、離乳食や赤ちゃん用のスナック菓子を食べるようになったの。ただ量は普通だったのよ。」
実はムハンマド君、村レベルで運営される簡易保健施設「ポシアンドゥ(Posyandu)」で定期健診を受けており、昨年7月末には体重の増加を指摘されていた。ところがその後、ベビーカーに収まりきらなくなり抱っこでの移動が難しくなると、ピートリアさんは健診に行くのを諦めてしまったという。
そして昨年12月、ピートリアさんの自宅にブカシ保健局のスタッフが訪問し、改めて体重を量ったところ26.9キロに達していた。さらにムハンマド君は発達に遅れがみられ、支えがないとお座りができず、ハイハイも歩くこともできない状況であることも明らかになった。
なおムハンマド君のニュースは今月になってインドネシアのメディアが大きく取り上げ、ブディ・グナディ・サディキン保健大臣(Budi Gunadi Sadikin)は早急な検査をするように指示を出している。また同氏は一家への支援を約束し「ムハンマド君のケアは国民皆保険制度(BPJS)でカバーできるはずです。ただ医療費の自己負担が発生した場合は我々が負担する」と述べ高い関心を示した。
ちなみにこれまで行われた検査では、ムハンマド君の脚の骨が肥満のために曲がってしまっていることが判明しており、ピートリアさんはかなり頻繁に練乳を与えていたようで、担当医師の1人は次のような見解を示した。
「肥満は栄養、ホルモン、合併症などと複数の要因が考えられる。現在はまだはっきりしたことは言えないが、今後の検査で原因が明らかになるだろう。」
画像は『The Sun 2023年2月23日付「BABY BRUISER My massive 16-month-old boy weighs more than an EIGHT-year-old and wears his dad’s clothes over his XXXL nappies」(Credit: Newsflare)』『detikHealth 2023年2月24日付「Bayi Obesitas 16 Bulan 27 Kg di Bekasi Bakal Dirujuk ke RSCM」(Foto: Pradita Utama)、2023年2月23日付「Viral Bayi Bekasi Umur 16 Bulan Punya BB 27 Kg」(Foto: Pradita Utama)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)