幼い頃からの親友でも、長く付き合ううちに理解不能になってくることもある。東京都に住む20代後半の女性(専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産/年収500万円)は、「小学生の頃から仲が良かった、人生で初めてできた親友と縁を切りました」として、その経緯を明かしてくれた。
それは女性が「社会人一年目の頃の話」だった。
「一緒にいても以前のように楽しくないなと思うようになってしまいました」
その友人とは「中学は特に仲が良く、笑いのツボも同じ」で、相手の性格に違和感を覚えることは無かった。高校から進路は違ったが、友情に変わりはなかったそう。しかし、違和感を抱くようになったのは、大学生になった頃だった。
「(友人は)男女混合で遊んだりする人達や、比較的目立つ彼女の大学の同期を極端に嫌うような発言が多くなりました」
小中学校では男女で遊ぶことがあったため、「彼女の通っていた高校が偏差値の高いところだったために勉強などで忙しく考え方が変わったのかな?と軽く考えていました」と綴る。しかし、帰省で彼女に会う度に、こんな風に「話題が固定されるように」なったという。それは
「同期の悪口、小学生の頃に告白された話」
「私に彼氏が出来ないのは怖そうに見える、長年付き合っている彼氏がいるように見られるからだ、という話」
「側から聞くと脈がなさそうなバイト先の男性との話」
といったものだ。当然、女性は「一緒にいても以前のように楽しくないなと思うようになってしまいました」と思いを吐露。「帰省の時期を聞かれて遊びに誘われるため年に数回なら良いかと思ってたまに会う程度になりました」と関係性は変化していった。
そんな中、決定的なことが起こったのは、学生と社会人という立場の違いが鮮明になった頃だ。友人は6年制の大学だったため、女性が先に社会人になっていた。
「研修期間が終わり、地元に帰省した時です。彼女から連絡があり、会おうということになりました。仕事があるので、金曜日か土曜日の夜を提案しました。すると『金曜日の13時からにしよう!会社は早退すればいいよね』と言われました」
社会人になったばかりの親友に対し、あまりにも簡単に「早退すればいい」と決めつけてきたのだった。
「私が学生の頃社会人の友人と遊ぶ際はかなり相手のスケジュールや体調を考えて会う日時を決めていたので、学生なのにそのような提案をしてくることに驚きました」
と呆れたように綴った。しかし、驚きの発言はこれにとどまらず、会ったときにはもっと酷いことを言われることになるとは、このときまだ知るよしもなかった。(後編へ続く)
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