本来はあってはならないことだが、求人広告を見て面接に行ってみたら全く話が違った……とはよくある話だ。大阪府で暮らす50代後半の男性(その他/個人事業主/年収350万円)も、そんな詐欺のような求人広告に苦い思いをさせられた一人だ。(文:okei)
「私の現在の年齢では無理とか散々侮辱発言をされました」
「2017年に前会社を退職し、次の就職先がなかなか決まらず半年ぐらい過ぎた頃に、広島が本社のとある運送会社に面接に行きました」と男性は振り返る。
「求人広告にはハイエースぐらいの大きさの車での配送という事でしたが、いざ面接に行ってみると担当者から(聞いたこと)は、中型トラックでの配送で、仕事の内容も求人広告と全く違う作業でした」
ハイエースは5~10人乗り程度のワゴンだが、中型トラックは4トン貨物トラックだ。容量が違うので作業内容も異なるだろう。しかしそこまで堂々と求人内容に偽りありでは違和感しかない。
もちろん男性は「広告の内容と差異が有る」と面接担当者に指摘した。すると……
「担当者の態度が豹変し、『退職してから半年間も何をしてたのか』とか、私の現在の年齢では無理とか散々侮辱発言をされました」
都合の悪い事実を突っ込まれ逆ギレしてしまった様子の面接官。求人広告には「年齢などの制限は記載されて無かった」と男性は憤りを綴る。
「こんなモラハラをするような会社では働きたく無いと履歴書も回収して帰りました、大変不愉快な思いをしました」
と不快感をあらわにした男性。“こちらから願い下げ”で面接の場を去った模様だ。