「Poisonous Gangster」は、広瀬(亥清悠)の「イッツ・ア・ショータイム!」という語りから始まった。これは、TVアニメ『アイドリッシュセブン Third BEAT!』第13話の再現だ。「einsatZ」のジャケットビジュアル衣装を着てステージに戻ってきた4人は、デビュー当時のような挑発的な視線をファンに投げかける。
TVアニメ『アイドリッシュセブン Third BEAT!』の第2クールED主題歌に起用された「IMPERIAL CHAIN」は、攻撃的な歌詞と妖しいメロディが印象的な楽曲だ。途中、カメラマンがステージに登ると、躍動感のある映像がスクリーンいっぱいに映し出された。
本公演では、このほかにもドローンを使った撮影がふんだんに取り入れられているので、特徴的な映像の数々はぜひ配信で確かめてみたい。
また、「Insomnia」では作曲を担当した☆Taku Takahashi(m-flo,block.fm)が参戦した。その後、ŹOOĻが衣装替えのためにステージ上から姿を消した後も、彼らのソロ曲リミックスでファンのボルテージを引き上げていく。暗転したのもつかの間。本公演のキービジュアル衣装を着た4人が、ライトグリーンのクラシックカーに乗ってステージに帰還した。運転席には近藤が座り、年長者らしい余裕のある表情でハンドルを握る。着信音とともにファンが「ササゲロ -You Are Mine-」の始まりを察すると、客席の熱が一段と上がった。
DAY2ではオリジナル版とは違ったセリフが披露され、会場のファンをより一層魅了した。
本編終盤では畳みかけるように、アッパーチューンを2曲続けて披露する。1曲目は疾走感のある「NEVER LOSE, MY RULE」だ。「限界をまだ 超えてくために 俺ら ここにいる」という力強い歌詞には、これからも成長し続けるŹOOĻの固い意志を感じる。ラストナンバーは、ŹOOĻが初参戦のブラホワで歌った勝負曲「Bang!Bang!Bang!」だ。彼らのディスコグラフィのなかでも速いBPMの楽曲を歌い上げ、熱気渦巻くステージを後にした。
アンコールでは、ラフなライブTシャツを着てファンの前に姿を現したŹOOĻが、「ZONE OF OVERLAP」で彼らの歌声を待ち望むファンに応えた。
広瀬は「ŹOOĻとして4人でこの場に立てて本当に幸せです。悠の力を借りて、皆さんの前で歌えたことを本当に嬉しく思います。(月雲)了さん見てる!?俺たち単独ライブやったんだよ!すごいでしょ!?」と悠さながらに仲間やファンへの感謝と、ŹOOĻにとって重要な人物である月雲了への言葉を伝えると、客席からは大きな拍手が生まれる。