出張では思わぬアクシデントが起きることも。東京都の30代後半男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収1300万円)は「社会人生活の中でも、記憶に残った出張」を明かした。(文:谷城ヤエ)
「寝坊とスピード違反取り締まりのダブルコンボで1.5時間の顧客訪問遅れ」
それは「別の部署の先輩(10年以上年次上)と初めての国内出張」に出向いたときのこと。
「初日は鹿児島市内で販売先を訪問し、そのまま会食。本来であれば売主であるこちらが接待するべきところ盛大に歓待を受ける」
ありがたい接待を受け充実した初日を過ごした。しかし翌朝、「先輩と共に見事に寝坊」してしまう。「廊下に響き渡るほど、思い切りドアを叩き続け、叫び、先輩も漸く目覚め、鹿児島駅からレンタカーをして志布志へ」向かったそう。通常、車だと1時間半~2時間程度かかる距離だ。
「本来であれば後輩である私が運転するべきところ、先輩は自分は運転し慣れているとドライバーを買って出て頂いた。もちろん最安値の軽自動車を借りていたが、高速道路でほぼメーター振り切りの150キロ近くで爆走。高速に乗って間も無く、見事に警察に捕まり、あえなく御用」
「『レンタカーナンバーだし、出張でしょ?免停なったら困るもんね』とハッキリ。おまわりさん慣れ過ぎ」
どうなることかと思ったが「おまわりさんの温情で、ギリギリ免停は免れる」ことが出来た。
結局、「寝坊とスピード違反取り締まりのダブルコンボで1.5時間の顧客訪問遅れ」。その後、「4件予定していたアポを全て少しずつ後ろ倒し」に。
「免停は免れたので、顧客面談のアイスブレイクはまず鼠取りに捕まった話から。爆笑の嵐。社会人生活の中でも、記憶に残った出張」
と綴っていた。
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