保育士不足が問題になって久しいが、劣悪な労働環境や待遇を改善しないと今後も解消しないだろう。新潟県の40代女性は、保育士を2か月で辞めた理由をこう語る。
「契約期間前にも関わらず研修という名目で報酬ゼロの労働を1か月させられた。休憩時間がない!安い賃金!6時から18時までのフルタイムで手取り12万。(辞めて)すっきりした。もう二度とやらない!」(事務・管理/パート・アルバイト/年収100万円未満)
「うまく喋ることができない1歳児が泣いてごめんなさいを言うまで叱る」
埼玉県の50代女性も、保育士の仕事を3か月で退職。理由は「労働環境の劣悪さ」として、こう回想した。
「聞いていた話と、入職してからの印象がかけ離れていた。上司からのパワハラもあったし、利益のみを追求していたのが明らかだった」(福祉・介護/正社員・職員/年収600万円)
また「派遣保育士」を3か月未満で辞めたは、東京都の50代女性(教育・保育 派遣社員/年収350万円)だ。「頑張ろうとしないで!こちらからの、言われた事だけやって!」と周囲の職員から口癖のように言われたことに嫌悪感をあらわにした。虐待とも言えるこんな保育の様子も明かしている。
「言うことを聞かない子どもは、肩を掴んで引っ張って連れて行く。(腕だと抜けるので)」
「苦手なものは、無理やり口を開けて『はい!美味しい』と言って口を開けないようにして食べさせる!」
「その場だけで、子どもを叱る!(園庭の花を取ったと決めつけお母さんに言うからね!と、うまく喋ることができない1歳児が泣いてごめんなさいを言うまで叱る)」
おまけに、「子どもの欠点を職員間で笑い合う」と女性にとって最悪の職場だったようだ。辞めたあとどうですか?という質問には「ほっとした!ストレスがなくなった。暗くなる自分は居なくなった」と心から安堵した様子で綴った。
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H