2021年のWEC世界耐久選手権LMP2クラス王者であるロビン・フラインスとフェルディナンド・ハプスブルクが、2023年のWECで再びタッグを組むことになった。ふたりはチームWRTの31号車オレカ07・ギブソンを、ショーン・ゲラエルとともにドライブする。
これにより、すでに発表されている41号車を含め、WRTの2023年シーズンの2台のドライバー・ラインアップが確定した。
フラインスとハプスブルクは2021年、シャルル・ミレッシとともにLMP2タイトルを獲得。ハプスブルクは2022年シーズン、チームの追加車両である41号車オレカ07へと移り、ルイ・アンドラーデ、ノルマン・ナトとトリオを結成していた。
一方、2022シーズンのフラインスはゲラエル、レネ・ラストとともに31号車をドライブしていた。
「WRTファミリーとともに『シーズン4』を迎えることができ、とてもうれしく思っているよ」とコメントしている。
「このような継続性はモータースポーツでは稀であり、彼らの信頼に感謝している」
「僕はWRTのLMP2プロジェクトに当初から参加しており、このような歴史的なシーズンに彼らのドライバーとして参加できることに興奮している」
「親友のロビンと再会し、友人のショーンとマシンを共有できることをうれしく思う」
既報のとおり、2023年の41号車では引き続きアンドラーデがドライブし、WRTの2021年ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのタイトル獲得者であるルイ・デレトラズとロバート・クビサが加わることとなっている。
昨シーズン、フラインスとゲラエルは3勝を挙げたが、ル・マン24時間レースにおけるリタイアがチャンピオン争いに水を差し、ランキング2位となっていた。
一方のハプスブルクはモンツァ6時間レースで優勝し、アンドラーデとナトとともにランキング4位に入っている。
手首を負傷している影響で、フラインスは今週末のケープタウン戦を含む複数のフォーミュラEのイベントを欠場しているが、3月のWEC開幕戦セブリング1000マイルレースに出場できるかどうかは現在のところ不明だ。
「ロビン、ショーン、フェルディはすでにWRTファミリーの一員であり、とりわけ2015年に初めてドライブしたロビンの場合は長きに渡りLMP2プログラムの成功に貢献してくれている」とWRTチーム代表のヴァンサン・ボッセはコメントしている。
「ルイとルイ、ロバートとともに、31号車の3人は非常に強力なラインアップを構成している。このような激しい競争環境においては、絶対に必要なラインアップだ」
「我々は高い目標を掲げており、第1戦を迎えることが待ちきれない」