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ハプスブルクとフラインスが再びチームWRT31号車でタッグ。LMP2タイトル奪還目指す/WEC

2023年02月20日 14:10  AUTOSPORT web

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2021年ル・マン24時間レースのLMP2クラスを制したチームWRT31号車オレカ07・ギブソンのロビン・フラインス、シャルル・ミレッシ、フェルディナンド・ハプスブルク
 2021年のWEC世界耐久選手権LMP2クラス王者であるロビン・フラインスとフェルディナンド・ハプスブルクが、2023年のWECで再びタッグを組むことになった。ふたりはチームWRTの31号車オレカ07・ギブソンを、ショーン・ゲラエルとともにドライブする。

 これにより、すでに発表されている41号車を含め、WRTの2023年シーズンの2台のドライバー・ラインアップが確定した。

 フラインスとハプスブルクは2021年、シャルル・ミレッシとともにLMP2タイトルを獲得。ハプスブルクは2022年シーズン、チームの追加車両である41号車オレカ07へと移り、ルイ・アンドラーデ、ノルマン・ナトとトリオを結成していた。

 一方、2022シーズンのフラインスはゲラエル、レネ・ラストとともに31号車をドライブしていた。

「WRTファミリーとともに『シーズン4』を迎えることができ、とてもうれしく思っているよ」とコメントしている。

「このような継続性はモータースポーツでは稀であり、彼らの信頼に感謝している」

「僕はWRTのLMP2プロジェクトに当初から参加しており、このような歴史的なシーズンに彼らのドライバーとして参加できることに興奮している」

「親友のロビンと再会し、友人のショーンとマシンを共有できることをうれしく思う」

 既報のとおり、2023年の41号車では引き続きアンドラーデがドライブし、WRTの2021年ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのタイトル獲得者であるルイ・デレトラズとロバート・クビサが加わることとなっている。

 昨シーズン、フラインスとゲラエルは3勝を挙げたが、ル・マン24時間レースにおけるリタイアがチャンピオン争いに水を差し、ランキング2位となっていた。

 一方のハプスブルクはモンツァ6時間レースで優勝し、アンドラーデとナトとともにランキング4位に入っている。

 手首を負傷している影響で、フラインスは今週末のケープタウン戦を含む複数のフォーミュラEのイベントを欠場しているが、3月のWEC開幕戦セブリング1000マイルレースに出場できるかどうかは現在のところ不明だ。

「ロビン、ショーン、フェルディはすでにWRTファミリーの一員であり、とりわけ2015年に初めてドライブしたロビンの場合は長きに渡りLMP2プログラムの成功に貢献してくれている」とWRTチーム代表のヴァンサン・ボッセはコメントしている。

「ルイとルイ、ロバートとともに、31号車の3人は非常に強力なラインアップを構成している。このような激しい競争環境においては、絶対に必要なラインアップだ」

「我々は高い目標を掲げており、第1戦を迎えることが待ちきれない」