F1にタイヤを独占供給するピレリは、2023年シーズンの開幕戦バーレーンGP、第2戦サウジアラビアGP、そして第3戦オーストラリアGPのタイヤセレクションを発表した。バーレーンでの開幕戦では、新しいコンパウンドが登場する。
2023年、ピレリは6種類のコンパウンドを用意する予定だ。2022年はハードタイヤからソフトタイヤまで、C1~C5というタイヤレンジとなっていた。しかし今年のラインアップはC0~C5まで広がっている。
2022年に最も硬いコンパウンドだったC1は、2023年よりC0となる。そして、新たに導入されるコンパウンドがC1だ。ピレリは新コンパウンドの導入について、「以前のレンジにおけるハード寄りのふたつのコンパウンドの性能差を縮める」必要性があったためだと説明した。
ピレリは、開幕戦バーレーンGPでは、C2とC3とともにこの新しいC1タイヤを使用すると決定した。その後のサウジアラビアGPおよびオーストラリアGPの2戦では、ピレリが選択したソフト寄りのC2、C3、C4タイヤがチームに割り当てられる予定だ。
なお2023年は、2大会においてレースウイーク中に各ドライバーに割り当てられるスリックタイヤの数が13セットから11セットに減少することにも注目すべきだ。