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「映画ドラえもん」完成した映画を観た永瀬廉「出演を忘れるほど没入しました」

2023年02月19日 18:44  コミックナタリー

コミックナタリー

「映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)」完成披露試写会の様子。
「映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)」の完成報告会と完成披露試写会が、本日2月19日に東京国際フォーラムで開催された。

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3月3日に公開を控える「映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)」は、誰もがパーフェクトになれる夢のような楽園・パラダピアを舞台に、ドラえもんたちが大冒険を繰り広げる物語。完成報告会には何もかもがパーフェクトなネコ型ロボット・ソーニャ役の永瀬廉(King & Prince)、未来デパートの配達員役の山里亮太(南海キャンディーズ)、パラダピアの学校の先生役の藤本美貴、主題歌を担当するNiziU、堂山卓見監督、ドラえもんが登壇した。映画化するにあたり脚本の古沢良太とどのようなコミュニケーションを取っていったのかを聞かれた堂山監督は、「この企画が始動したのはコロナ禍が始まったときだったので、いつもの生活や隣にいてくれる人のような、日常に戻ってきたときに大切にしたいものを描けるようにしたいと思っていました」と述懐した。

実際に作品を観た感想を問われた永瀬は「自分が出ていることすらも忘れるほど没入してしまいました」と回答。藤本も母親の目線から観てしまい、感動して泣いてしまったと明かした。一方山里は、自分が関わった作品は必ず劇場で見るというマイルールがあることを告白。「まだ観ていないので知らないんですけど、自分はけっこういい仕事していると思います」と会場の笑いを誘った。

また堂山監督は3人のアフレコについても言及。永瀬の演技について、「アフレコは初めてだったので難しかったんじゃないかと思いますが、ものすごいスピードで習得していました」と話すと、永瀬は「死ぬほど難しかったです。戦ってるときの息遣いとか、感覚を掴むのに時間がかかりました」と語った。山里についてはスタートからほぼ1発OKだったと告白。「それゆえにもうちょっと面白くならないかなと思っていました(笑)」と堂山監督が話すと、山里は「地獄のパスがありましたよ!」と笑顔でそのパスを受けた。

初めての映画主題歌を担当したNiziU。メンバーのMAKOは、その報せをダンスレッスンの際に聞いたと話し、「(メンバーと)レッスン場に響き渡るほど盛り上がりました」と語り、MIIHIも「小さい頃から大好きなアニメだったので、今でも信じられないくらいうれしいです。映画を見させていただいたときも涙が止まりませんでした」と話した。

最後に永瀬は「のび太くんやドラえもんが言った言葉は、どこかのタイミングでフッと思い出して背中を押すようなものだと思います。年代によって違う刺さり方がする作品なので、たくさんの方々に届けばいいなと思います」と観客に語りかける。堂山監督も「なかなかパーフェクトにはいかない僕らの背中を押してくれるような作品になりました。ぜひ劇場で見てほしいです」と話し、完成報告会を締めくくった。

続いて行われた試写会では、報告会の登壇者に加えのび太、しずか、ジャイアン、スネ夫が参加。映画にちなみ、のび太から“パーフェクトになりたいこと”を尋ねられたMAYAは「グループとして語学をパーフェクトにしたい」、MAYUKAは「9人で集まると夜中の3時、4時までしゃべってしまうので早寝早起きの習慣をつけたいです」と答えた。

続いてスネ夫から「冒険に行くとしたら誰とどんな冒険がしたいか?」と質問されると、山里は「呼びなれている感じがあるからしずかちゃん。一緒にM-1グランプリに出たいです」と述べる。永瀬は「しずかちゃんと冒険に行って、男として守りたい。あわよくば『永瀬さんのエッチ』って言われたい!」と赤裸々な思いを告白。しずかちゃんが実際に「永瀬さんのエッチ」と言うと永瀬は「やったー!」とガッツポーズをするも、山里がすかさず「それって俺の役じゃないの? 俺の特権だったのに!」とツッコみ会場は笑いに包まれた。そして最後に堂山監督からの挨拶でイベントは閉幕した。

■ 「映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)」
2023年3月3日(金)公開

□ スタッフ
原作:藤子・F・不二雄
監督:堂山卓見
脚本:古沢良太

□ キャスト
ドラえもん:水田わさび
のび太:大原めぐみ
しずか:かかずゆみ
ジャイアン:木村昴
スネ夫:関智一
マリンバ:井上麻里奈
ハンナ:水瀬いのり
ソーニャ:永瀬廉(King & Prince)
未来デパートの配達員:山里亮太(南海キャンディーズ)
パラダピアの先生:藤本美貴