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アルフォンス・ミュシャの作品400点以上を展示 特別展が八王子市夢美術館で開催

2023年02月18日 09:11  Fashionsnap.com

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《スラヴ叙事詩展》1928年 OGATAコレクション


 八王子市夢美術館が、フランスの芸術家 アルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha)の特別展を開催する。会期は4月7日から6月4日まで。

 アルフォンス・ミュシャは、19世紀のパリを拠点に活動したデザイナー。女性像によるさまざまな商業ポスターや装飾パネルを手掛け、「新しい芸術」を意味する当時の芸術運動「アール・ヌーヴォー」を牽引した人物として知られる。晩年は故郷であるチェコに帰国し、代表的な壁画「スラヴ叙事詩」の制作に加え、プラハ市民会館の壁面装飾を担当。1918年にチェコスロヴァキア共和国が独立した後は、新国家の切手や紙幣のデザインを無報酬で手掛けた。
 同展では、ポスター画や装飾パネルをはじめ、学生の手引きとして制作された「装飾資料集」や、切手や紙幣のデザイン、「スラヴ叙事詩」のパネルなど、合計400点以上を展示。作品を通して、パリ時代から祖国のチェコに献身した晩年までを振り返る。なお、展示作品は全て撮影することができるという。観覧料は、一般が800円で、高校生以上の学生と65歳以上は400円(いずれも税込)。中学生以下は無料となる。
 会期中の5月9日には、ミュシャの作品を収集する「OGATAコレクション」のコレクター 尾形寿行による講演会を八王子市芸術文化会館のいちょうホールで開催。美術館に併設された特設ショップでは、ミュシャのグッズを販売する。店頭では、ポストカードや文房具、エコバッグなどのほか、OGATAコレクションの額装品も取り扱う。

■特別展「アルフォンス・ミュシャ展」会期:2023年4月7日(金)~6月4日(日)
会場:八王子市夢美術館所在地:東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2階 営業時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)休館日:月曜日観覧料:一般800円/学生(高校生以上)・65歳以上 400円/中学生以下無料公式サイト